あ、そうきましたか。 名を確認するまでもなく彼女がアテネであるということを読み取ったハヤテ。目の前にいるのは彼女に伝えるべき言葉があったが、いざ彼女を目の前にすると何も出てこない。そんなハヤテに対して、まるで「自分(ハヤテ)のことなど知らない」といった素振を見せるアテネ。一歩踏み出して自分の名を叫ぶハヤテだが、その叫びも想いも届いていない。彼に向けられるのは、あの時の笑顔と眼差しではなく、無表情な面持ちと無関心な眼差し…。
まるで虫ケラを見るような目つきとまではいきませんが、この無関心さはハヤテにはこたえるものです。何故なら、過去にアテネと出会い、短いながらも一緒に過ごした時間はハヤテにとっては大きな出来事であり、彼のその後の人生を変えた出来事。アテネにも覚えていて欲しいと思うのはごく自然な事であるかと思います。

アテネの執事であるマキナが彼女を「アテネ」と呼んだ事によって、ハヤテは彼女がアテネ本人だという確信を得るが、不用意に彼女に近づいたハヤテはマキナに一蹴される…。
いや、当身を入れたのか蹴ったのかわからないけど、「一蹴」といった表現しか浮かばなかったのは、自身のボキャブラリーが少ないからなのかもしれない。 もっと言葉や表現のお勉強しましょうね。最優先事項です!
あ、因みにこれが<まるで虫ケラを見るような目つき>というやつです。皆さん覚えておきましょう。 しかしいけませんなぁ…。
そんな目つきで見られたら地べたに這いつくばせて同じ目で見たくなるではありませんか…! こう…何か身体の中から暗くて攻撃的な小宇宙(コスモ)が湧き上がってきますよね?スイッチが入ってしまいそうですよ★

屋敷の外に放り出されたハヤテ。必死に叫ぶが二の次の言葉が出てこない。こういった点からも彼が相当パニックに陥っているということが読み取れます。覚悟を決めていても、いざというときには身動きが取れなくなるものです。人ってそんなものよ…。
アテネは自分のことを忘れていると感じたハヤテ…。
あの時は、アテネが自分の名前を呼ばれることを渇望していたが、今はハヤテがアテネに名前を呼ばれることを求めているように思えてならない。
「つらかった思い出を無理に思い起こす事は無い」と、まるでそう自分に言い聞かせるかのような言い回し…。
そして、辛く苦い思いでは自分の心の中に仕舞い込むハヤテ…。
だが…
本当に辛いのは、ハヤテの名を呼ぶ事の出来なかったアテネであるということは云うまでもない。 泣き叫びたいのを必死にかみ殺しているアテネ。もし、本当にハヤテを忘れているならばこんなにつらそうな表情をするわけがない。では、何故知らないフリをしていたのだろうか?
色々と予測は出来るが、今は二人の邂逅をよく噛締めましょう。
というか、今は邪推でこの雰囲気をぶち壊したくない。
そのうちね…。
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【今のハヤテがアーたんと出会えば罪の意識一杯になりかなり精神的に弱るのではないでしょうか?
つまりそのときこそが彼を葬り去るチャンスということか。メモしておこう。】
まさに そのタイミングで マキナに けられましたね
引用部分は、自分的には<当たらずとも遠からず>といったところでしょうかねぇ…。
あ、それと今でもアテネの<最愛の人>はハヤテなのだろうということは、最後のシーンを見て確信しましたよ。