童虎が生きていました。 いや、まあ、この聖戦で生き残るのはシオンと童虎だけなので当然といえば当然ですが、ハーデスの剣で心臓を穿たれたシーンがあまりに衝撃的だったので、思わず驚いてしまったのは内緒です。
個人的に「あの場所からどうやってこの地に来たのか?」とか、「燃え滾るマグマの真っ只中では、身を癒すどころかとか逆に燃え尽きてしまいそうだ」とか、色々とツッコミ所が満載です。まあ、どれも聖衣とかのおかげなんでしょうけどね。
聖衣に守られ眠り続ける童虎…。
そんな彼を目覚めさせるためにデフテロスがとった行動とは…
究極の荒療治です。 ハーデスにつけられた傷は癒えているが、ハーデスはその魂までも傷つける事が出来る。シジフォスと同じような状態に陥っていたと考えられます。ハーデスの黒い少宇宙を払うためにデフテロスが取り出したのは、アテナの血が入った小瓶。その血をもって童虎の心臓に直接アテナの小宇宙がこめられた血を流し込みます。
霊血(イーコール)ですよ。霊血(イーコール)。ギリシアの神々の肉体に宿る癒しの
青き血です。でもアテナは人として現界しているので。
赤い血のはずです。人間の血なんですよ。でも、前聖戦のアテナの血が凝結しないで血液さらさらなのは、「神だから」の一言で納得しましょう!
余談ですが、血の部分を色で強調するとなんだか生々しいですね。わかっててもやるのはいつもの事なので見逃していただけるとありがたいかと存じます。

とにかく、癒しの血によってハーデスの黒い小宇宙だけでなく、
デフテロスが付けた傷もすっかり癒えた童虎が復活です。
しかし、相変わらず背中にある虎の刺青が猫に見えてしまうのはなんでだろう…。

「カノン島は傷ついた聖闘士がその身を癒す地」であるとデフテロスが述べていますが、
今まで散々この島を訪れていた聖闘士をフルボッコにしておいてそれはないんじゃないかと感じるのは我だけではないはずです。もし、本当に傷を癒すことが目的でカノン島を訪れた聖闘士がいたのならば、
傷を癒すどころかトドメを刺していても不思議ではありません。 デフテロスの今までの行いを見ていた読者にとっては究極の茶番劇であるかと思います。実際このセリフを読んだときに笑いが吹き出してきました。
答え:めんどくさいから ではなく!童虎にアテナの血を聖域(サンクチュアリ)の頂にあるアテナ像にささげる任務を任せられた童虎。そしてその任を童虎に与えたデフテロスは…
双子座(ジェミニ)の黄金聖衣を身にまとって出撃です。 これで最後の黄金聖闘士が揃った…いざロストキャンバスへ!!
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ハクレイじい様と地獄行脚でもして復活してくるのかと思ってたら。w
それにしても、車田版では時間逆行までしないと治せないハーデスの傷が一瞬だったのには噴いた。
童虎の人知れずの任務ですよね…。
>狼林さん
>ハクレイじい様と地獄行脚でもして復活してくるのかと思ってたら
私もこのように考えていたので、この登場は意外でしたよ…。
>それにしても、車田版では時間逆行までしないと治せないハーデスの傷が一瞬だったのには噴いた。
これは車田先生へのアンチテーゼというかなんというか…。凄いことやったなと思いました。