訂正、羽衣狐は<八尾の妖狐>でした。 傷口から今まで蓄えていた妖力が抜け出し、急速に弱体化しつつある羽衣狐。退魔の刀って妖怪だけを斬るだけでなく、その力までも削ってしまうものなのか。そういえば、ぬらりひょんが珱姫に退魔の刀に切り傷を付けられたときも同じ現象があったな。今思えばあれも妖力が抜け出していた描写なのですね。
ぬらりひょんの心臓を取り出して喰らうだけでは気がすまない羽衣狐。今まで蓄えてきた力を若造&格下と見なしていた相手に無にされたのだから、そりゃ怒り心頭になるわな。
羽衣狐の八尾がぬらりひょんに止めを刺そうとしたとき、もう一人の因縁者・花開院家が現れました。
何故か空気椅子の体勢で。 しかも踵を上げるという最もつらく、最も関節に負担のかかるやり方で!きっと花開院家にはどんなときでも己を鍛えるべしという家訓があるのだよ。流石、陰陽師の本家である花開院家!大妖怪を前にしてもこの余裕はさすがです!!
とまあ、こんなおふざけはここまでにして…。
秀元の式神によって動きを封じられた羽衣狐。彼の式神が通じたのはそれだけ羽衣狐の妖力が弱まっていたという証拠なのでしょう。秀元の協力の下、ぬらりひょんは羽衣狐が寄生している淀の身体を一刀両断の元斬り伏せる。
淀の身体から羽衣狐の本体が飛び出し、完全に滅するチャンスがめぐってきましたが…
何故か見逃してしまいました。 淀の身体から抜け出したとき散々恨み言をつらつらと語っていたので全然余裕があったのにもかかわらずです。「相手が語っているときには手を出さない」とかいう暗黙の了解がそこにある&
ここで倒してしまったら現代には続かないという設定があるにせよ、後にこれがぬらりひょんの孫であるリクオと花開院家に再び厄災が降りかかるわけです。
明後日の方向に逃げてく羽衣狐ですが、その後姿がなんとも間抜けであると感じてしまったのは内緒です。内緒にしておかないと我にも呪いが降りかかってしまいそうです。

失われていく闇の中、消えていくかもしれない妖怪たちの為、人の行いも認め、妖怪の世界も守る為に魑魅魍魎の主になることを目指しているぬらりひょん。妖怪としてはあまりに異質だが、だからこそ彼が妖怪の総大将として収まる事が出来るのでしょうし、妖怪に敵対する陰陽師の総元締めである秀元とも奇妙な関係で結ばれているのでしょうね。
羽衣狐を倒した事によって、実質的に魑魅魍魎の主の座を手に入れたぬらりひょん。
しかし、彼がこの抗争で手に入れたのは魑魅魍魎の主の座だけではありません。
花嫁もゲットです。 もはや完全にほの字になった珱姫。落ちました。完全にこのお姫様は落ちました。ぬらりひょんの「カッコいいところをみせて自分に惚れさせる」という計画通りです。
そして…
完全に発情した魑魅魍魎の主でしたとさ。 そして物語は現代へ戻る…。

過去編ではこの絵が1番好きかな?ぬらりひょんと珱姫が妖怪と人の共生の第一歩ということか。
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羽衣狐は八尾の狐尾なんでうか?
私はてっきり、白面金毛九尾の狐だと思ってました