
とらあな散策するまで出ている事に気がつかなかったんだな。しかもアナザーストーリーみたいなものまで出ているじゃないか!『アキバ浪漫ス!』と一緒に購入です。
さて、10巻ではテレビの企画で全国から選りすぐりの剣道小町が召集され、そこでタマちゃんとウラが出会うような流れだったと記憶していたのですが…
なんで芸能界の舞台裏みたいなお話が始まっているのだろう…。 話はちょっとさかのぼって剣道小町の企画が始まる数週間前のエピソードへ。この企画はとある放送作家とアイドルの思惑が一致して実現したようなのです。その発案者である戸田涼子。初見で同じアイドルである沢宮エリナとのやり取りで妙な間が挿入されているので、「何か裏表ありそうだなぁ」と思っていたら出たよ。裏表があるキャラクターだったよ。沢宮エリナにジェラシーを燃やすというか、格下だと思って見下していた相手に、まるで自分がダシに使われているのではないかと感じて怒髪天。物に当たったり、マネージャーをサンドバック代わりにしてストレス解消したりとなかなかやってくれます。

そんな戸田涼子のいわれのない怒りの矛先を一身に受ける沢宮エリナ(注・本人は知りません)。自分のお馬鹿さにコンプレックスを持っているようですが、スポーツだけは万能。何でも天才的にこなしてしまいます。こういったところが戸田涼子の嫉妬を買うわけですが…。しかし、彼女は物事から逃げない強さを持った娘です。こういった娘は嫌いじゃないです。むしろ嫌いなのはマネージャー。彼を一言で表すのならば…<人を駄目にする>奴です。
さて、芸能人のどろどろした理由から、二年前に召集された剣道小町と新たに選出された剣道小町に次々とお呼びがかかるわけですが、中には既に剣道を辞めてしまった女の子もいるわけです。

現在女子大生である中村みるかがその一人。榊ウラともう一度戦えるかもしれないということで胸を高鳴らせる彼女ですが、理由あって高校卒業と同時に剣道も卒業してしまったという。彼女が剣道をやめる事になったきっかけとは…
憧れの先輩の前で張り切りすぎたのが原因でした。 「私の一番輝いているところを見てもらうんだ…!!」そう自分に言い聞かせる彼女は
気合十分、
奇声十分で対戦相手を叩きのめして勝利の栄光を掴んだが恋を逃したとさ…。
そんな苦い思いから剣を捨てた中村みるか…。
あの時…相手が理解を示してくれれば…!
あの時…気合十分でいかなければ…!!
あの時…
オンドゥル語を使わなければ…!!!
もしかしたら現在も剣道を続けていたかもしれません…。
まあ、色々あって結局承諾してしまうんですけどね。 しかし、残念だ。我ならば受け入れるのに…。強い女の子は大好きです。

そんな他の剣道小町たちの思いなど微塵も感じていないウラ。10巻で彼女が剣道をやめるきっかけが描かれていましたが(ただ単純に彼女が病んでるだけ)、未だに親父さんの説得が続いています。
余談ですが、無表情で食事を取る姿がこれほど怖いものであるとは思いませんでした。 このままでは埒が明かないと判断した親父さんはとある行動に出ます。娘のために行動を起こすのは立派な事ですが…
いろんな意味で何処へ行く!?ウラの親父!! なんか話が変な方向に進んできた感が否めない11巻でしたとさ。
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