ニュータイプが若気の至りとかいっちゃった~~~!! いや、でもさ。ニュータイプって人の環境適応変異なんでね?暗く音もない空間では、視覚も聴覚もあまりあてにならない。そして地上とは違って360度四方八方に気を張らなきゃならないから、五感以外の感覚が発達、もしくは鋭くなるのは生物の進化を鏡みれば当然なんでね?もともと人にも<動物の勘>というかやけに直感が働く奴がいるから、それの延長上の話だと考えております。
いよいよ物語りは佳境に突入です。
私の知っているシャア・アズナブルは本当に死んだな(ミネバ・ラオ・ザビ) フル・フロンタルが実現しようとしているのは、旧来のジオンの再興などではなく、地球を蚊帳の外に置いたサイド共栄圏の構築…。思想を排除した現実的、かつ、経済面を重視したスペースノイドの自治権獲得か。確かにそれしかないだろうね。サイド共栄圏の構築を「現実的でつまらぬもの」とミネバは一蹴するが、主たる騒動の中心に身を置かざるをえなかったシャア・アズナブルがたどり着いた結論としては納得。
エゥーゴの指導者となり連邦の内実を知り、ネオ・ジオンの総帥となり、アムロとの戦いで「人の心の光」を示しても人は変わらなかった。そして、その可能性を最後まで信じていた、かつてのライバルの末路も知っている。だからこそ、バナージに自分と共にくるよう再三声をかける。多くのニュータイプの行き着く先を知っているのだから。
もはや、革命者であったシャア・アズナブルはそこにはいない。ただそこにあるのは、スペースノイドの願いをただ遂行していくフル・フロンタルという現実主義者の政治家。祭り上げられた「道化」から中身のない「器」へと行き着いてしまったのは、ララァが述べていたように「純粋」だったからなのだろう。純粋すぎたからこそ、単なる「器」になるしか他に道はなかった。悲しいかな悲しいかな。
アニメ化も決まり、HGでもユニコーンを初め、クシャトリヤも製作発表されています。
でも、今までの宇宙世紀の流れを知らない人がいきなり見てもわかるのかなこれ??とりあえず、ファーストから逆シャアまで見ていない人は、今すぐ見ておさらいするべし!!
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