絶望を際立たせるコツはね、一匙の希望をまぜあわせておくことよ。おわかり?(P.284)とってもとってもとぉぉぉぉぉぉぉぉぉっても素敵です!エリザベート様!! この巻を読んだら益々気軽に「エリザベート」などと呼び捨てにはできません。このお方を呼ぶときは、「エリザベート様」。と、敬意と畏怖をこめて「様」をつけましょう。じゃないと捻り殺されるぞ!
トチ狂った魔乖術士エリザベート様…。ええ、決して
エリザベー様じゃないとです。エリザベート様の壮絶というか、最後のトチ狂ったシーンでの脱字は勘弁して欲しい。笑ってしまったじゃないか。台無し台無し台無しぃ!WRYYYYYYYYYYYY!!
とまあ、上がりきったテンションはその辺にポイっしておいて…。
前回のキョウシロウ戦からチート設定というか、なんといいますか…。強さのインフレが激しかったわけです。今回はある程度収まったが、今度は戦闘の描写が単調になってきた感じがあります。というか、主人公・騎人が必殺技を連発するたびに「馬鹿の一つ覚えだのぅ」と思うわけで…。
必殺技ってのはな、敵を必ず殺す技なんだよ!その技を使って敵を殺せなかったら、そんなものはもう必殺技でもなんでもない。子供騙しのハッタリ技なのさ!(P.97) いや、全く持ってその通りなんだけどね。いちいち説明する必要もないわけです。逆に「こんなことも書かなきゃいかんのか」と思ってしまうわけです…。
ああそれと、
叫び声が毎回変だ。 緊張感の欠片もないというか…なんというか、その…萎える。
エリザベート様とナナが血が繋がっているということが判明したわけですが、そこで、ちょっと気になる記述が…
エリザベートの母親は、エリザベートを産んでまもなく死んだ。夫の暴力と心労が原因で死んだと聞いている(P.186)。 先代の『歪』当主であったグスタフ様が提供なさった受精卵を試験管培養したとか…(P.319) あのクソオヤジの-あたしと同じ血を引く…あの時のガキが…まぁいい。(P.318) といった行があるのですが、さらに、
姉妹をどう定義するかによるけどね。あたしとナナは正真正銘、血が繋がっている。同じ材料でできた、姉妹だ。(P.253) 「まもなく」って何時?直ぐに??
「あの時」ってどの時??
さらにエリザベートの父親はどうも彼女に依存していたようで…。
あれ?エリザベート様ってば、ナナの母親である可能性が出てきたぞ?? エリザベート様と父親の間にできたのがナナであるとするならば、ナナは娘であり、また、妹ということにもなる。そうなれば(P.253)の「姉妹の定義をどうするかによるけどね」といった発言に納得がいくし、エリザベート様が父親を毛嫌いしていた&ミンチにするには飽き足らず、何も残らないほどに葬ったことにも納得がいく。
だとすれば、エリザベート様がナナに対して特別な執着心を持つということも説明できるなぁ…。娘であり、妹でもある…すっげー複雑な事情だなオイ。
流石、『歪』の一族!全てが『歪』んでいるYO!! まあ、なんにしても…
自分の弟子が虐められたということで、エリザベート様に落とし前をつけにきた先生(マイステリン)。今回ほど先生が過保護だと思えたことはない。ぼくと彼女に降る夜 ナイトサクセサー~夜を継ぐ者 感想ぼくと彼女に降る夜 フェイクマスター ~虚夢を語る者ぼくと彼女に降る夜 フールジェスター~道化る愚か者 感想ぼくと彼女に降る夜 ザ・パーティー~生贄をふるうモノ 感想
スポンサーサイト
« ハヤテ218話 ミコノス編ではロイヤルガーデンへの道は開かれない? l ホーム l 今週のぬらりひょんの孫 その弐拾七 »