
文章を通して戦闘シーンやキャラクターの心情が、はっきりと頭の中で思い描かせてくれる作品というのはそう多くはない。これは、歴代のシリーズの映像から補正しているという側面はもちろんあるのだろう。だが、そうすることによってもさほど自分にとって違和感を覚えないのは、著者である福井先生が富野ガンダムをよく理解しているからであろう。正直ここまで『ガンダム』らしい『ガンダム』を表現し、自らの解釈を違和感なく作品に織り交ぜることができるとは思っていませんでした。いや、こりゃ凄いや。一冊250ページ弱あっても疲れず&飽きずに読み進めることができる。
物語は、ユニコーンが示した第一の地点-UCの始まりの場所であり、最初の悲劇が起こった首相官邸(ラプラス)の残骸が漂う軌道へ。今までマシーンのようだと思っていたダグザの人の部分に触れたバナージだが、それももつかの間。シナンジュのビームサーベルによって存在そのものが消えた彼の姿を見て、心に激しく怒りが渦巻く。それに呼応するように再びユニコーンがガンダムへと変貌を遂げ、成層圏で激しい攻防が繰り広げられる。
システムが作動したユニコーンから、初代首相の演説が流れ、その元で戦闘が繰り広げられるわけですが、なんだかエース・コンバットシリーズでも似たようなものがありましたな。初代首相の演説から読みとめる彼の願いと反して、今ここで激しい戦闘が繰り広げられているのを見るとなんとも皮肉ったものだなぁと感じました。
そして物語の舞台は地球へとシフト。
次巻ではいよいよブライトとラー・カイラムのご登場です。
機動戦士ガンダムUC ユニコーンの日(上)(下)感想機動戦士ガンダムUC 赤い彗星 感想機動戦士ガンダムUC 4 パラオ攻略戦 感想
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楽しみに待ってるんでまた更新してくださいね♪
私もがんばって更新しますね。
ではまた見に来ます!
どうもです。ごゆるりとどうぞ~。