
ついにネィル・アーガマに襲い掛かった<袖付き>と仇名されるネオ・ジオン残党軍。その首魁たるフル・フロンタルは「赤い彗星の再来」といわれているが、その赤を基準とした格好、芝居かかった口調、物腰、額に古傷があったり、「デブリを蹴って機体を加速させる」MSの類稀なる操縦技術とか
シャア・アズナブルそのものじゃん…。初めてフル・フロンタルの有様を読んだときは「どうすんのこれ??」という不安がよぎりました。
シャアの復活は、ガンダムという作品を飛び越えて、私たちの現実の世界でもその影響を多く与え、また望まれる方が多いことでしょう。『ガンダムF91』の鉄仮面の正体がシャアであるという噂がファンの流れたり、『Vガンダム』の主人公ウッソ・エヴィンの母親の性が「ミゲル」ということから、シャアの傍らにいた女性ナナイ・ミゲルと同性であり、ウッソはシャアの血を引いているのではないかという憶測がなされたりと、シャアと関連付ける説が多いです。まあ、
全て公式に否定されていますが、それでも人々はシャアという偶像(アイドル)を追い求めています。
今回、正史の流れを汲む『ガンダムUC』においてシャアと瓜二つな人物が出てきました。それは、人々が望んだシャア・アズナブルそのものです。
ですが、私の中ではシャアという人物は『逆襲のシャア』において既に完結してしまっているんですよ。 「あれで終わりじゃなかったら、アムロとの最後の戦いとサイコフレームの共振によってみることのできた<人の心の光>は一体なんだったんだYO!!」というのが本音です。
フル・フロンタルが本当にシャア・アズナブルだったとしたら『逆襲のシャア』が否定されますよね。あの時確かにシャアはアイドルという偶像から解き放たれたし、人の可能性を再び見たはず。行方不明(アムロともども死んだと御代は言及)ということでスペースノイドの伝説となったし、後の『閃光のハサウェイ』における彼の思想を受け継ぐマフティーや
黒歴史化した『ガイア・ギア』にも受け継がれていく…はずだったのにここでイレギュラーが登場!!
さあ、シャアという人物を復活…本物じゃなくてもここまで似通った人物を登場させてしまったからには、生半可な終わり方をすることは許されません。福井先生はチャレンジャーであると同時に自らハードルを上げたなと思いましたが、はたしてどうなることやら…。
まあ、とりあえず
シナンジュは買うよね!!
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