Stardust Revolution！！（旧星の海へ行こう！）

・『世紀末伝説マジカル☆デストロイ』公開

　前回から宣言してあった通りにナギのマンガが公開されました。ところどころでみられることはありましたが、そんなナギの漫画タイトルは、『世紀末伝説マジカル☆デストロイ』！！なんかタイトルだけで脳死してしまいそうな気分に駆られますが、とにかく中身がすごい。主人公・ブリトニーは、魔法少女といいながら、背中でものを語れそうな男だったり（しかも一人称があっし）、何故か花の香りに誘われて訪れたのは、冬の荒れる日本海だったり。海を鋭いまなざしで見つめている姿と、表紙の絵を見て比古○十郎を思い浮かべてしまったのは、私だけではないはず。ストーリーもすごい。

ストーリー

12次元から現れた落ち武者代将軍とそのツレの暗黒落ち武者は、全人類を働きアリに変える機械を使って世界を征服しようとする。そのためにまず…

駄目だ！
これを読みきる前に私の思考が持ちません！！ハヤテは、不条理ギャグまんがと称していましたが、それをそう評価する前に、私の脳がフリーズしてしまいます。さらにそこに伊澄さんの考えた漫画が加えられるわけです。伊澄さんの場合は、起承転結のうち起と結しかないわけで、しかもナギの漫画との繋がりがない。これをまじめに解説しようとしても、はっきり言って、私のキャパシティを超えてしまっているので無理です。


・脳死寸前

　そんなナギや伊澄さんの世界が理解できないハヤテやマリアさん。頭から湯気を出してオーバーヒート中です。そんな中、さりげなく登場した咲夜さんは、もはや慣れたといった感じです。慣れるって怖いですよね。そんな常人では理解できない『世紀末伝説マジカル☆デストロイ』の登場人物、主人公・ブリトニー＆ブリトニーが想いをよせる三途ノ川先輩（ナギの漫画では、悪い魔女の力で星みたいな姿になっている）をマリアさんやハヤテに置き換えるとあら不思議。わかりやすくなっただけでなく、ハヤテへの殺意もおまけでついてきます。だんだんとその作品の続きが気になってきたところで、伊澄作『子猫の一生』で漫画落ち。割とまじめに進んできたので余計に気になってしまいました。


・誰を選ぶのでしょうね

　夜になって、部屋で一人ナギの漫画を読み返すマリアさん。そこへハヤテが現れて、自然と漫画の結末についての話をすることに。マリアさんが気になったのは、ブリトニーの恋の結末。先輩と一緒にいることを望むか、想いが届かない（実は先輩は妻子あり）とわかっていて先輩を元の姿に戻すか。ブリトニーにとっては究極の選択。何か一つを選ばなくてはならないということが、マリアさんの中で引っかかっているのかもしれません。
　それは、何か一つを選ぶということに関しては、ナギの漫画の中だけの話ではなく、これからハヤテの近い未来で起こることを思い起こさせているからなのでしょうか。ハヤテが、ただ現状維持のまま皆と一緒にいることを望むのか、それとも明確に答えを出して、今いる女の子達の中から誰かをはっきりさせるのか。ハヤテのこれからの行動は、マリアさんがいった「ちゃんと選ばないとだめですよ」の一言に集約されているのではないでしょうか。本人が選ぶ選ばないの意思に関係なく、必然的にそれは訪れるのでしょうから。

　
　話の最後に、マリアさんはハヤテのことを先輩に例えて話していましたが、マリアさんも心のどこかでハヤテと現状維持のままいたいと思っているのかもしれませんね。




PS.ハヤテの描く漫画を純粋に読んでみたいと思ったのは内緒です。

今週のヒナギクさん