Stardust Revolution！！（旧星の海へ行こう！）

　
　前回、感情をコントロールできずに、ハヤテの前で泣いてしまったヒナギクさん。ハヤテからは、「乙女チックな一面があったんですね」などと、とさりげなく失礼なことを言われ、恥ずかしさと悔しさで胸いっぱいのようです。負けず嫌いなヒナギクさんは、それをごまかすために、逆ギレという理不尽な方法でプレゼントをハヤテから催促します。



　　　　　ブルガリアの文字が読めないヒナギクさんの図


・ハヤテからのプレゼント

　ハヤテからのプレゼントは、手作りクッキーと判明。「まて、前の街へのプレゼント買出しはなんだったのか？」といいたくなりますが、他の人たちは豪華なプレゼントをするであろうからあえて心を込めたプレゼントを贈ってみたとの事。ところでこのハヤテ君。過去に、ケーキの変わりにクッキーひとかけらで誕生日をすごしたことがあるということが判明します。全人口中流階級（今はちょっと違う）といわれる日本において、どれだけ悲惨な日々をすごしたのかが伺える一コマです。




　　綾崎ハヤテ○才　誕生日にて




・過去を語るのは

ハヤテからのプレゼントと不幸話もあってか、ぽつぽつと自分の過去を語り始めるヒナギクさん。親が8千万円の借金を残して蒸発したこと。自分の誕生日が非常に質素であったこと。人が過去を語るときは、それに共感するものがあるとき。もしくはその人に自分のことを知ってもらいたいからなのか。そのときの小さなヒナギクさんを懸命に守っていたのは自分のただ一人の家族となってしまった姉の雪路（借金を返すために、コロンビアらしきところでコーヒーの密輸だか強奪をする図があったり）。ヒナギクさんにとって、雪路は、姉でもあり母親のような存在だったのかもしれませんね。今の姉が、多少だらしなくてもそれを許してしまうのは、そんな事実があったためなのかもしれません。時には、姉に反抗することもありますが（たいてい雪路の理不尽な行為のため）、なんだかんだで、ヒナギクさんは雪路のことを気にかけ、家族として大切に思っているのではないでしょうか。

そんな過去を語って落ち込むヒナギクさんの手を引きながら、ハヤテはテラスへ誘導。ん？手を引きながら…！？



　　 高所恐怖症のヒナギクさんの震える肩を抱くハヤテの図



何時まで肩を抱いているんだの図


・気持ちの実感

ヒナギクさんが好きという気持ちを実感できずにいたのは、好きになったその人が自分の前からいなくなってしまうのを恐れているため。それは自己防衛であり、過去のトラウマのせいでもあるのでしょう。しかし、そんな不安も、ハヤテの言葉によって払拭されることに。ヒナギクさんの「怖いわ。でも、悪くない気分よ。」というセリフには、景色のことだけでなく、「人を好きになるのは怖いが、そんな気持ちも悪くはない。」という意味合いも含まれているのでしょう。





いつもと変わらない朝の１コマ。ヒナギクさんの行動は相変わらずですが、表情をみるかぎり、明らかに何かが変わった様子。それは、自分の気持ちに一区切りをつけ、ヒナギクさんが一歩成長したためなのか。一つ言えることは、その一歩を後押ししたのが間違いなくハヤテであるということです。

・今週のヒナギクさん