
ヒュプノスの
言葉攻めによってハーデスの魂が完全にアローンの肉体へと降りたった。
ヒュプノスの口調から察するに、アローンは完全にハーデスに乗っ取られていたわけではなかったことがわかります。では、今までの彼は何者だったのでしょう?死による平等な救済やサーシャとの敵対は、ハーデスが望んでいたことではなく、アローンという人間が「冥王」を演じていたことに過ぎなかったということ、そして自らの逃れられない運命に悲劇の聖人を気取っていた哀れな人間だったということです。
そう、彼はハーデスの力を持っていても、このときまではテンマの親友であり、サーシャの兄であったということですね。そう考えれば、今までの彼の不可解な行動も納得出来る点が多いです。
いや、私もてっきりハーデスとアローンの意識が混在していた状態だとばかり思っていましたが、その認識はどうも間違っていたようです。
アローンが完全に覚醒…というかハーデスがアローンに宿っていないことに気がついていたのはもしかして側近である双子神だけだったのかな~?

双子神の結界が消失して、聖域にいる戦士たちにハーデス城へと進軍することを伝えるハクレイ。
誰も教皇が入れ替わったことに気がついていないほど聖域の士気が高まっています。まあ、頭である教皇が既に逝ってしまったことは決して知られてはいけないことですよね…。しかし、この作品のジジイどもはほんとカッコよすぎですな~。
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