

キューブたちに着いてきたという地奇星フログのゼーロス。変わらない…。この男変わってないよ!強きものに従い、弱き物を挫くその姿勢が!!
243年後も消え行くカミュたちを足蹴りにして、そのせいで星矢たちの怒りを買って打ち倒されてしまうが、この時代でも、まさに同じことが起ころうとしてる。
アルデバランを足蹴りにするゼーロスの後ろには、ある見慣れた男の影が迫っていた。

かつて、アルデバランと死闘を演じた天暴星ベヌウの輝火が登場。
正直、ここに来てこの登場はカッコよすぎる!! 卑劣なゼーロスを始末するのは、彼が改心したとかそんな陳腐なことではなく、彼が従うのは、パンドラではなく
ハーデスただ一人だからである。今回のペガサス抹殺は、ハーデスの意思でなければ、その命に従う必要はないと考えているのだろう。例え目の前に聖闘士がいようとも。
また、今回の卑劣なやり方がハーデスの意思にそぐわないという事と、彼自身が、そのようなやり方を好まないというのがあるからこそ、ゼーロスの行いが許せなかったのだろう。

テンマが目覚めたとき、目前には息絶えたアルデバランが横たわっていた。「つい先ほどまで一緒に修行していたのになんで…。」アルデバランが輝火に倒されたと思ったテンマは怒りの拳を向ける。
横たわっているアルデバランの顔を見ると、非常に安らかな表情をしている。輝火がアルデバランを横にしたらしいが、その時彼は何を思ったのか…。

テンマに助言を与えるのは、アルデバランへの借りを返すため。そう輝火は言うが、もしかしたら彼なりの弔いなのかもしれない。
自分を追い詰めて負かされた戦士への、自分が認めた男へのせめてもの誠意なのだろう。だってもう彼はいないのだから…。

守られてばかりの自分。手を伸ばそうとしても届かない親友。様々な思いが駆け巡るテンマはこの先どうするのか…。
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最初は絵柄が女性向けっぽくて警戒したけど、この作者はわかってるね
見せ方がうまい
これからが楽しみだよ
手代木先生の見開きやコマの使い方はほんとうまいと思いますよ。
>これからが楽しみだよ
だが、最後に待ち受けているのは童虎とシオン以外の聖闘士が全滅しての勝利!!