山口で順調に戦果を上げる善行戦闘団。それとはうって変わって、押し寄せる幻獣と激戦を繰り広げる岩国最終防衛ライン。敵は岩国に集結し、これを突破せんとしていた。ここが陥落すれば、日本に明日はない。戦場で戦い続ける兵士達。だが、かろうじて維持していた戦線も、幻獣共生派の暗躍によって一部が崩壊しはじめていた…。
そんな時、山口から転進して駆けつけた善行戦闘団。その中には、最強部隊・5121部隊の姿もそこにあった。幻獣に苦戦する岩国最終防衛ラインの兵士達とは一線を超える戦闘力で幻獣たちを蹂躙していく戦闘団。「災禍を狩る災禍」。幻獣たちが恐れ、畏怖するのは、狂気に駆られたパイロット達。特に、士魂号の後継機に搭乗した速水 厚志は、己の闇に潜む狂気を解放しつつあった。
いよいよ、幻獣共生派の大物が厚志達の前に現れ、その存在も明らかになりつつある。敵の目標は、人の切り札である5121部隊の面々。何処で手に入れたのか、人型戦車・光輝号を持ち出して厚志達に襲い掛かる。
死の淵を垣間見て、狂気に目覚めつつある壬生屋。幻獣を狩るその姿はまさに鬼と化している。振るわれる太刀筋には、慈悲も哀れみもない。あるのはただ殺意のみ。笑いながら幻獣を仕留めていく姿には、もはや熊本戦での面影はない。
また、後継機に搭乗して狂気を解放しつつある厚志は、後に魔王・速水と呼ばれ、恐れられる姿の輪郭が垣間見える。
ひとつ確実にいえることは、彼らはもはや戻れないところまで来てしまったということだ。
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