Stardust Revolution！！（旧星の海へ行こう！）

　思い出すのは幼きアテナとの出会い。そのときの彼女との会話の意味にようやく気付いたアスミタだが、このときにはもう彼は自分がたどり着きたかった理に届いていたのではないだろうか。ただ、彼が従来の考えに固執していたために見えてはいなかった。
　世の生が悩みと苦しみに満ちてはいるが、それとともに喜びや楽しみが確かにある。不幸と幸福は表裏一体でどちらかだけが存在することはできず、また、どちらか一方だけを求めることはできはしない。アスミタは世の不幸しか見えていなかったが、視点を変えればすぐそこに答えはあったのだ。



　アスミタ最後の技・天舞宝輪にてエトヴァルト達を葬る。完成した数珠によって、もはやスペクター達は不死ではなくなった。



　初めて世界を自分の目で見たアスミタ。それは日々の何気ない人々の暮らしであったり、普段私達が見慣れた風景であったが、彼にとってはとても美しいものだった。




　自分の全小宇宙（コスモ）と引き換えに、スペクター達を封じる数珠を完成させ消滅していくアスミタ。この数珠こそが、後の乙女座（バルゴ）のシャカが持っている数珠なのではないだろうか。　


　魚座（ピスケス）のアルバフィカに続いて二人目の黄金聖闘士の消滅か。だが、散り様が聖闘士らしいというか実にカッコよかった。