ああ、こりゃアローンとの決着がつくなと確信したシーンでした
テンマの拳がアローンを貫く 皆の小宇宙(コスモ)と想いを乗せた拳がついにアローンを捉える。ここまでの道のりは長く、ここに至るまでいろいろなことがあったわけで、その都度述べることは述べたのでもはや言葉はありません。
アローンがしきりに述べていた[真実の色]もようやくその概要がわかったわけですが、ここで述べていた推測は当たらずとも遠からずといったところでしょうか。今回語られるように人々の色を自らの手で塗りつぶさなければならなかったアローンの心境はいかほどのものだったのでしょう。冥王としての力を持ってしまった為にその色を奪うことになり、また、それでも人を慈しんでいたからこそロストキャンバスを描き上げて人々を救済しようとしていたのではないかと思うわけです。

しかし、それもテンマという親友によって阻まれたわけです。怒りや使命感に捕われてではなく、彼の一番の理解者としてぶつかってくれて、全て出し切った上で。アローンの死をもってでしか全てを終わらせられなかったのかなど色々と思うところはあるわけですが、世界とアローンを救う最善の策はこれしかなかったのでしょう。それが最初からわかっていたからこそアローンはテンマに対して期待を抱いてあれこれと試すことをしていたわけですな。
傷は深く、もはや命が尽きるまで間もないはずなのに、それでも「ありがとう」と笑顔で述べるアローンが逆に痛々しいです。そしてこの笑顔を見るとこれが彼が本当に望んでいた結末のように思えてしまいます。
だが、彼がこれまで行ってきたことは、ヒュプノスやパンドラが述べていたように人としては過ぎた大罪。もはや死をもって償うだけでは償いきれないほど。犠牲になった人々の心情は置いてけぼりで、はいそうですかとこれで幕引きを図られてはたまったものじゃありませんな。 な~んて私のダークサイドがつぶやくわけです。はい。でも、部外者ならば当然上のような事を思うでしょうね。
本当の地獄はこれからということですね。 アローンの中にあったハーデスが目覚めつつあるということか…。それにしても一度はアトリエで幽閉されたときにヒュプノスによって完全にハーデスとして覚醒したと思ったのですがねぇ…。今までハーデスが表に出てきていなかったのは、アローンがハーデスを押さえ込んでいたのか、それともハーデスに意図があってのことなのか…。前者ならばアローンすげーということになり、後者ならばハーデスの単なる余興であったとみる。
どちらにせよ表に出てきたハーデスに語ってもらいましょう。
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ハーデス城の時は容赦なかったし、ハーデスそのものだったと思うんですけどね。
ヒュプノス騙してた可能性もありますが、ロストキャンバス突入寸前のサーシャ交えての対決で血を受けて引きずり出された時かな?と思ってました。
原作だとあれで瞬から引き離してましたからね。
ハーデスの肉体はエリシオンにあって依り代としてアローンの肉体を使っているのでアローンの肉体を再起不能あるいは消滅させて終わり
って感じになりそうですね。
>ロストキャンバス突入寸前のサーシャ交えての対決で血を受けて引きずり出された時かな?
そこらへんも踏まえて次の感想で述べてみようかと思ってます。ラスト前には追いつくようにしますので(汗)
>よーぐるとさん
>アローンの肉体を再起不能あるいは消滅させて終わり
一番手っ取り早いのは結局それだったんですよね…。