
黒を<畏砲>として解き放ち、それを隠れ蓑にお狐様の懐に入り込んだリクオですが後一歩届かず…。鉄扇で刃を封じられ、一気に窮地に陥ってしまいます。お狐様にとっては、憎きぬらりひょんの血族を葬り去る絶好のチャンス到来となったわけですが、まさかまだ隠し玉があるとは思わなかったんだな!
尻尾から取り出したのは、<三尾の太刀>と名がつく得物。これもお狐様が三尾だった頃に手に入れた武器なのかどうなのかはわかりませんが、この後、四尾、五尾とそれぞれの名を冠した武器が出てきても驚きはしません。
過去にぬらりひょんと対峙したときは、彼を格下と侮ったことによって討ち取られてしまいましたが、今回は明確な敵意を持ってリクオと戦っているのでお狐様に一部の隙もありませんな。心にも隙はありません。お狐様が大好きな余興は一切なし!全力全開です。
お狐様おっかねぇ…。 そんなお狐様の一突きがリクオの心臓を捕らえたかの様に思われましたが、そこはぬらりひょんとしての能力によってリクオは窮地に一生を得たわけです。<認識ずらし>といのは一見地味なようですが、対峙するものにとってはこれほど厄介なものはないということを改めて思いしらされます。
この能力が最も大きく効力を発揮するのは、相手に「仕留めた!」と思わせたときに生じる大きな隙をつけるといった所でしょうか?武道の世界では、<残心>という言葉がありますが、技を決めた後も気構えをしておかないと相手に反撃させる隙を与えてしまう&反撃されても対処ができないものです。一般的な言葉で言うと「気を抜くな」ということですが、<認識ずらし>の能力が発動されるたびに「<残心>ってやっぱり大切だよな~」とか思っちまうわけです。

シルエットで隠されていますが、達磨、一ツ目は確定の方向で…。お堀に落っこちていたぬらりひょんでしたが、何事もなかったようにケロッとしています。ぬらりひょんが述べている「知った顔」というのは、やはりお狐様のことなのかな~?わざわざ敵の渦中に飛び込んでまで確認したかった事とはいったい…。リクオがお狐様に向かって「人間としての~」と述べていることを合わせると今代のお狐様には色々と複雑なものがありそうです。
どちらにせよ裏で糸を引いている者の存在を嗅ぎ取った総大将ですが、まさか他の幹部まで京都に乗り込んでくるとは思わなかったぞ。いや、そもそも京妖怪との因縁を作ったのは彼らなんだがね…。
「ワシら」とはいったい誰と誰のことをさしているのでしょうね? ついに本格的に動き出そうとする鏖地蔵。いよいよこのじじぃが何者であるのか明かされるのかな?かな?
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