あ、やっぱりこうなるのね…。 この直後、輝火のコロナブラストによって童虎は引き剥がされてしまうわけですが、
更にこの後には、大気圏突入による摩擦熱&それを耐えたとしても飛べないという素敵な現実が待ち構えているのはいうまでもありません。 ただ単に死期が延びただけのような気がしますが、童虎はこの聖戦を生き残るのでなんとかするのでしょう。しかし、文字通り死線をかいくぐってきた聖闘士ですよね。大半が自身の選択によるものですが…。

苦しみは死によって断ち切られることはなく、死の先(冥界)でも続いているということを知ったアローン。冥界に堕ちてしまえば、永劫に続いていくということとなります。冥界での有様を目の辺りにして「死は救済である」、つまりは、「現世から解放されることによって、人は等しく安らぎをえる」といったくびきから一転して、「生者と死者をともに救う」という新たな救済を決意したアローンですが、その思慮の先が「すべての消失」というのは何ともいえませんね。
「消失」してしまえば、苦しみを感じることはありませんが、安らぎもえることはないでしょう。また、それ以外のことを感じることはないでしょう。アローンが述べていることは、極端に言ってしまえば「すべてを無に帰する」といったことですから。
しかし不思議だ…サーシャと共に過ごしてきたのに、アローンは人としての幸せな部分に全く触れていない。サーシャは、現世での苦しみや辛さをかみ締めつつ、所々にある幸せを拾い上げながら未来へと向かっていくといった幸と不幸のバランスが取れていますが、彼が目を向けているのは、人の苦しみの部分であり、またこれを強調するばかりだ。極端な言い方をすれば、悪いところにしか目が行っていない。恐らくアローンは人の幸福の部分を実感していても、不幸が見逃せない&この部分が大きく目に写るんだろうな…。
だからこそ「全てを救いたい」と述べているわけですが、それは神のなせる業or聖人君子な考え方ですね。この世で一番純粋な心を持つとされるハーデスの依り代に選ばれたことだけはあります(原因はとある冥闘士のとっつあんですが)。
アローンの考え方も一理あるとは思いますが、正誤の判定なんて誰もできませんよね。
ただ、それが実行に移せるほどの力を持っているからタチが悪いだけです
アローンも救われるべきだと輝火は思っていたんだな。 そんなアローンの純粋な考えに共感した輝火。全てをなげうって彼の理想実現の為に尽くしてきたわけですが、サーシャと聖闘士に全てを託して太陽へと向かって旅立ってしまったわけです。あ、思い入れのある冥闘士が逝ってしまった…(´;ω;`)ブワッ 最後のセリフがとても印象的でしたよ。
童虎とのやり取りと、輝火の「背中に人の鼓動を感じたのは久しぶりだ」と述べていたことを踏まえると「人を救うのはやはり同じ人なのではないか」といったことを思ってしまったわけです。確かに彼も童虎によって救われたわけですし、アローンを救うのは、神話の時代からの好敵手ではなく、人としてのテンマとサーシャなのではないかと感じづにいられませんでした。まあ、それぐらい私にとってこの話には考えさせられることが多かったってことだけです。
そして…
サーシャ「計画通り…」 すべてはサーシャの手のひらの上での企みだったように思えてしまうから不思議なものです。 「流石は神だ」と思ってしまったのは内緒です。

輝火が太陽へと向かって旅立ったその頃。自分を欺き続けたアローンを始末するために彼の元へと駒を進めていたパンドラ。てっきり歩いてアローンの元へとたどり着くのかと思いきや、空を翔る馬車を使っていましたとさ。
しかしパンドラ様は、登場するつど露出度がアップしているな…。 ・オマケ
だから止めて…!!!(´;ω;`)ブワッ 「ありがとう輝火」とか止めて…!!!
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それならいっそ・・・って感じで行きつくところまで行こうとしてる感があります。
輝火、なんか炎の中から復活しそう。と言うかしてくれ~。
パンドラ様についてく冥闘士っているのかな。
それこそ、チェシャぐらいしか居なさそうなんですが。
ラダもこっち側のようなそうでないような。
シオンが先代の聖闘士がコキュートスで永遠の苦しみを受けていることに衝撃を受けていましたしアテナ側の知らない冥界の実情を知っての救済だとしたらアローンの行動はいたしかたないとも思えます。
そういえば、水鏡辺りであった新三巨頭の話はどこへ?まさかのオミット?
ところでパンドラ様のつま先から酸っぱい臭いが・・おっと開けてはならぬ箱でしたな。
ラダマンティスはアローンと知った上で彼についていっているのかといった疑問もありますからね…。
>よーぐるとさん
>アローンは冥界がどういうところか理解した上での救済ですからねぇ
だからこそアローンの考えを一概に否定はできないんですよね~…。
>ジャガーさん
輝火の最後が案外あっさりしていたような気がします。「もう少しひねってもよかったのでは」とは思いますね。