
血の繋がった実の孫に対してはなかなか冷たい処置だな感じたのが第一印象。高校を卒業するだけの学費が支払われているのはせめてもの温情だとは思うが、ナギって飛び級だけど学費免除な特待生じゃなかったんだな。仮に白皇学院を追われても彼女ほどの頭脳があれば、学費免除でどこでも受け入れてくれそうな予感…。私立の学校であればナギに有名所の大学。それこそ海外の大学にいってもらえれば宣伝にもなるってなものです。互いに利益はありますし、十分採算が合います。
あまり学校関係でビジネスの話をすると叩かれちゃうものですが、私立ってそもそもサービスを提供しているれっきとした一企業なんですけどね。慈善事業じゃあない。だからスポーツや学業に力を入れて実績を残して宣伝しているんじゃないか。
…とまあ、こんなことを大学生時代に教員志望の学生に述べたら、烈火のごとく人格否定とも取れる悪態をつかれた記憶があるわけですが、「教育は素晴らしいものだ」という前提条件がある人には、そもそも議論がかみ合わなというのは当然ですわな。同じことは福祉の人にも言えますね♪だからいつまでも経営者にいいように使われて、労働環境が改善しないのだよ…。
「~は素晴らしい事だ」といったきれいな謳い文句は、目指す者にとっては夢を与えるものであると同時に、経営者にとっていい免罪符になる二律背反な言葉です。

急に脱線していくのはいつものことなので話を戻しますと、ナギはバッサリと切り捨てておいてマリアさんには甘い誘いをするじじぃこと帝。どうも帝はマリアさんに関しては手元に置いておきたいようです。「出て行かなくていいよ~♥」と還暦を越えたじじぃが語尾に♥つけたり、ウキウキソワソワしている姿を見ていると
可愛いを通り越して軽くイラッ★っとしてしまいます。このじーさん恐らく猫なで声で電話しているに違いありません。

そんなじいさんの申し出をバッサリと切り捨てるマリアさんが素敵でなりません。帝の語尾に♥つけた話し方は軽く殺意を覚えたものですが、マリアさんの語尾に♥つけた話し方は
軽く背筋に冷たいものを覚えてしまいます。あれ~なんでだろう…。極上の笑顔と優しい語り方なのにこんなにも印象が違ってしまうのは…!これが恐怖というやつですね!!
ようは老人の寂しさからくる我侭でクラウスだけは帝の手元に置かれることとなりました。もう野郎同士で仲良くやってくれ。

ナギが本格的に遺産相続権を失ったと知って心配する伊澄と咲夜の同い年ーズ。幼馴染だけあってナギの頑固な性格をきちんと把握しています。そんな中、
GWの旅行をハブされていた>GWの旅行に参加しなかった千春は、ナギが
家なき子となったことを初めて知らされたわけですが、彼女もまた家なき子一歩寸前までいった経験があるので心中は複雑なものであるかと思います。今の時代、大富豪じゃなくても家を失う人は大勢いますので結構人事じゃありません。明日は我が身かもしれませんよ。

自分が心配しているということを千春に看破されて、ちょっと照れくさそうにしている咲夜がとても印象的でしたが、咲夜本人が自覚していないほどの変化を読み取った千春は彼女を気にかけているなぁと感じました。単なる雇用上の主とメイドの主従関係ではないもっと自然な関係が築かれつつあるのかなと思わせるシーンでした。
クラウスは 犯罪に一歩 近づいた 一方その頃。お嬢様のために文字通り身体を張ったハヤテ。簡単に言えば、
美人局まがいなことをやらされているわけです。ただ単に女の子用の制服を着ただけですが、効果は抜群。そして正体がばれないのは、お約束なのでそっとしておきましょう。セーラームーンをはじめ、昔から変身物って何故か正体がばれませんよね♪顔を隠せていなければ、正体も隠せていないのにです。
正体を突き止めるために躍起になっている悪の組織を見ると、敵は朦朧としているんじゃないかと毎回思うしだいであります。
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