
「ある日起きたら~」と使い古されたシュチエーションですが、『ハヤテのごとく!』も例外ではなかった。ヒナにロバ耳が生えてしまった心当たりはたった1つ。アテネ救出の際に正義の味方よろしく登場したはいいが、その後ミダスにがっちりキャッチされ身動きが取れなかったときです。この時、
躯が黄金に変えられていくというピンチを迎えましたが、呪もしっかりと受け取ったようです。因みに、本来「身体」と漢字変換するところを今回あえて「躯」としてみましたが、結構卑猥な響きになりますね。漢字を変えるだけで物凄くイメージが変わってしまうということがよくわかりました。
よ~く考えれば、ヒナはレプリカの王玉を破壊しているので、ミダスから恨みや呪の一つや二つ受け取っていてもなんら不思議ではありません。しかし、悲しいかな。呪をその身に受けた本人はさておき、
獣耳はごく一部では需要を満たすものですので、呪といわれてもおどろおどろしい雰囲気は全くありません。むしろ、こんな姿につられて嬉々揚々と
そっち方面にご理解がある人たちが彼女を取り巻いてしまいそうです。

伊澄に相談を持ちかけたはいいが、
お金という現実的な問題を突きつけられてしまったヒナ。正直、漫画の中でもそんな現実は見たくもありませんが、とにかく応急処置として野球帽を被って登校することに。途中、友人の哀れみを含んだ視線をその身に浴びることとなりますが、幸いにしてヒナの身に何が起こったのかを悟られることなく回避することに成功。ロバ耳が生えたことを知られた日には、美希たちに動画や写真をとられまくって、動画研究部に半永久的に記録されたこととなったでしょう。
ロバ耳が生えた姿をハヤテに見られないようにするという決意をあらわにするヒナですが、それは「好きな人にこんな姿を見られたくない」という複雑な乙女心から起因するというよりかは、むしろ元来の負けず嫌いから来ているような気がせんでもない。
硬く決意を決めたヒナですが…
この男の間の悪さの前には、そんな決意など露と消え去るだけでした。 狙ってやったんじゃないかと思うぐらいのタイミングの悪さというか良さは、ラブコメ漫画の主人公の必須スキルです。そしてこの積み重ねが女の子とのフラグ立てに一役買っているのは間違いありません。

「可愛いです」といいながらも「あざとすぎです」と、持ち上げては落とすといったお約束はさておき、再び伊澄の元を訪れたヒナ。これはハヤテの
「お金がないのならば働けばいいんじゃないの?」というアドバイスに基づき、伊澄の仕事を手伝ってその報酬で1億5千万を相殺してしまおうという計画です。因みに、赤文字で強調している所は、発言や流れをだいぶ要約していますが、あながち間違っているわけではないと思われます。
一攫千金を狙い、あえて危険度&デス度の高いクエストを選ぶヒナ。
しかし…
「飛行機」という単語を聞いて即座にヘタレてしまいました。 なんという変わり身の早さ!つい今しがた自分で選んだ選択などまるでなかったかのように振舞っております。とまあ、何も解決しないまま&ヒナがどうなったわからず終いで、来週から新章スタートということです。
・オマケ

伊澄の請求した1億5千万は、通貨単位が「円」ではなく、ジンバブエ$だったというオチが待っていたわけですが、
とある国では、政権交代記念というふざけた理由でデノミネーションを行おうとした鳥頭な首相がいるらしいので、別に笑いもしませんでした。
しかし、 創作物より茶番が繰り広げられている世の中って凄いですよね♪
笑っている場合ではないけど笑えてきます。
・今週のヒナギクさん
これはこれでありかな…。
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