言っている事は確かにそうなのだが、王土との会話がかみ合っているようでかみ合っていない印象を受けた。
「異端児は関係性を望む」と理事長は述べていましたが、よっぽど友達に餓えているように見受けられる。 高千穂もめだかとの遊びの誘いを断っていたのにね!野郎のツンデレなどや野郎が見ても全く嬉しくないわけです。
つい先ほどノックアウトされたばかりで、
わりと致命傷を負っていたはずの高千穂と宗像がいることを「仲間になるのが早すぎ」という至極当然なことをもがなは突っ込んでくれていますが、今更一週開いた状態で述べられても、作者が慌ててとってつけたような言い訳に聞こえてしまうものですから不思議なものです。
ところで雲仙が、フラスコ計画を潰したいといった旨の発言をしていますが、今までそんなことを匂わせる発言していましたっけか? 私の記憶が確かならば初耳なのですが、彼は「学園の風紀を守る」といった風紀委員委員長としての立場で述べているのならばいくらか合点がいきます。だが、それでも結構唐突だという印象は拭えませんでしたよ。

頼もしいのか頼もしくないのかよくわからん自称・負け犬軍団が加わって、早速めだかが拉致監禁されている13階へとコマを進めようとする善吉たち(引率者・雲仙)。雲仙の異常(アブノーマル)によって、エレベーターのロックを解除したわけですが、エレベーターの使用制限を読むと雲仙はわりと上位クラスの異常(アブノーマル)だったようですね。異常(アブノーマル)度でいえば、高千穂や宗像を超えるようですが、
そもそも雲仙の異常(アブノーマル)って何でしたっけ? そんな中、「十三組の十三人」もただ指をくわえて待ち構えているわけではありません。善吉たちがめだかを助けに来るということはわかりきっているので、「十三組の十三人」のうち、「裏の六人(プラスシックス)」と称される者たちが善吉たちの前にやってきたわけです。
エレベータの中ですし詰めになりながら。 善吉たちは、あまりに唐突な登場に驚きのリアクションをとっていましたが、一読者である私めはこの絵を見た瞬間に
何故か笑いがこみ上げてきました。 そして、エレベータの中にもう一人入っていたのならば、
音眼のパフパフを味わえたのではないかとわりと下衆な妄想をしたのは内緒です。

善吉たちをめだかの元にとっとと行かせ、この場を預かった負け犬軍団。6対6とわりとフェアな人数の組み合わせになっています。それにしても、「裏の六人(プラスシックス)」の一人一人がそれぞれのフロアに待ち構えるのではなく、大挙として押し寄せてきたところを見ると打ち切りフラグのような気がしてならないですね。
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