アテナの血というドーピングの効果は、いまだ継続中のようです。 彼が二百数十年後まで黄金聖闘士最強と称えられたのは、アテナの血を未だその身に宿しているからなのか。「神の血」は、一滴でも爆発的に小宇宙(コスモ)を高められるが、ラダマンティスや覚醒したときの童虎の拒絶反応を見ればわかる通り、誰もが耐えられるわけではない。苦痛を伴う劇薬ですが、それを乗り越えたときにこのような強さを手にできるわけですね。まあ、童虎の場合は、
乗り越えたというよりも前回の輝火との戦いで搾り取られたときに「神の血」が適量になったような気がしないわけでもない。何事も適量です。薬も取りすぎれば毒になるものです。
相手が輝火の時点でその相手を勤めるのは童虎を置いて他ならないわけですが、ここまで登場のタイミングが見透かされていたのはロスキャンでは珍しい。そして、ここまでレグルスの出番なし。というか、ロストキャンバスに乗り込んでからというもの彼にスポットライトが当てられたことがありません。しかし、黄金聖闘士(ゴールドセイント)にスポットライトが当てられるということは、それすなわち大概が死亡フラグなので、出番が与えられたら与えられたでなんとも複雑になってしまいます。
それでもレグルスが戦うことになったら、
「あ、ここが彼の死に場所か」とわりとすんなりと受け入れて納得してしまいそうだから困ったものです。そしてそれは、今までの戦いで散っていった他の黄金聖闘士(ゴールドセイント)のときも同様でした。

ええ、確かに童虎には役目があります…
廬山五老峰に二百数十年間座して封印の地を監視するという役目という名の苦行が! 聖域(サンクチュアリ)から遠く離れた場所で監視の役目を負うことになる童虎ですが、見方によっては左遷、お払い箱、厄介払いなどと見ることができます。通常ならばそんな役目を言い渡されれば、「おかしいぞ?」と疑念を挟むものであるはずですが、敬愛するアテナの言葉とあっては、聖闘士である彼は何の疑問も持たずにその任に就くのでしょう。
ほんとアテナ軍は、労働提供ではなく労働奉仕ですね。怖い怖い。
それにしても、自分の血の声が聞こえるとかいよいよ電波を受信できるようになったか童虎よ…。
ワンパターンの必殺のコロナブラストが封じられ、テンマたちもアローンの元へ向かわされ、ちょっとイライラ度が上がった輝火。
相変わらず沸点が低いです。「キレやすい若者」という言葉は、どうやらこの時代でも通じてしまうようです。そんな彼には、生理学的にはカルシウムを摂取することをお勧めし、臨床心理学的には適切なカウンセリングを受けることをお勧めします。…こんなことを彼の目の前で述べたら一瞬で蒸発させられてしまいそうですね。
ことごとく邪魔をする童虎を始末するために彼の第三の必殺技・ライジング・ダークネスを発動。ただ、不思議なもので、このライジング・ダークネスは、
コロナブラストをただ空中に留めて置いているだけにしか見えません。
ライジング・ダークネス…それは、あたりを一瞬にして灼熱地獄へと変える死の太陽。一見地味に思えますが、数百度の灼熱に変わる空間にいきなり放り込まれたと考えたらぞっとした。
このまま童虎は干物と化してしまうのか!?
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教皇になってしまったら双子座に狙われてしまいますからねw
実はシオン捨て駒説
童虎死なないはずなのに死ぬように見える・・・
>童虎死なないはずなのに死ぬように見える
「童虎は死なない」とわかっていても、前回のハーデス戦いのような事もあったわけですからねぇ…。意外とはらはらさせてくれます。
血を体内に入れてもパワーアップするようですが、ぶっちゃけ聖衣に掛けた方が強い気がするんですが・・・神聖衣。
それはともかく、こうなると気になるのはラダマンティスの相手がだれになるか、ですな。
神の血を受けた者同士で童虎になるのか、後の二人が相打ちに辛うじて持ち込むのか。
ラダマンティスの相手は、アスプロスかレグルスあたりかなぁと考えていますが、どういう組み合わせになるのか全くわかりませんよね。