
牛鬼と大天狗の二人を相手にするリクオ。古の妖怪二匹の畏に当てられたら気がおかしくなるんじゃないかと思いますが、時間がないので荒療治となっているようです。ちょっぱやでやらないとけつかっちゃうんだよ。
圧倒的な強さを見せ付けて主人公を追い詰めながら説き伏せていく構図は少年漫画の王道ですが、具体的なプランもなくただ単にフルボッコにしているような気がしてならなくもない。

妖怪である事を認めながらも人である事も認めなければならないとかなかなか矛盾している命題ですが、そもそもリクオって初期は自身が妖怪である事を否定して、人であろうとしていたはず。だが、妖怪の世界に足を踏み入れていくうちに自身が妖怪である事を徐々に受け入れていたが、今度は逆に妖怪に傾けば傾くほど人間としての弱さをわずらわしく感じていた節が確かにあったような気がします。妖怪と人間の狭間を行ったり着たりと振り子みたいですよね。しかも非常に不安定な。
今度は、人間の弱さを認めながらも妖怪としても人としての自分を受け入れて認めなければならないといったところか。哲学チックというか。自己の承認のお話ですな。
それにしても百鬼夜行の大きさは、ただ単に妖怪の器の大きさを示すものではなかったのか…。また、二代目の話が出たとき、サイヤ人と地球人の混血が進めばより強くなるように、ぬらりひょんの血筋も人間との混血が進んでいけば強くなっていくのかな~と考えてしまったのは我だけでなかったと信じたいです。
リクオが修行を重ねる一方で、弐條城にある最後の封印の地へとたどり着いた羽衣狐様はというと…
再び子作り宣言をしていました。 お相手が誰だか非常に気になるところですが、もしかしたらここに封印されている妖怪か?それとも別な何かがあるのか??どちらにせよ彼女の悲願達成まであと5日となったとさ。
流石羽衣狐様!唯我独尊状態です!! お狐さま曰く、「十七幕から出ておるのじゃ」とのことでしたが、今の姿ではありませんが確かに出てますわ…。
とにかくぬら孫二周年おめでとうございます。連載開始時に「個人的には面白いけど、そのうち打ち切られるのではないか」とひやひやしながら読んでいた過去が嘘のようです…。
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