シリアスな雰囲気に水を差すようで申し訳ないが、色々と驚愕するところがおかしい…。 こ、ここは笑い飛ばすところなのか…?場の雰囲気が全く読めない…!!

名瀬の正体が真黒のもう一人の妹であり、めだかにとっては姉である人物である黒神くじらであることが明らかになりました。先週、後姿がなんとなくめだかに似ていると感じましたが、そんなことよりもこのネーミングセンス皆無なお名前が気になってしょうがない…。ここも笑い飛ばすところですか?
くじらの異常性を「禁欲」ということで説明していますが、個人的には「禁欲」というよりも、むしろ「執着」と述べられたほうがしっくりときます。天才への「異常」なまでの「執着」です。ここらへんは、「異常」に「異常」なほど憧れているいたみと似たようなものですな。天才に「異常」なまでに「執着」しているからこそ、自身の恵まれた環境を疎んで、不遇な人生を送った歴史上の天才をなぞるべく、彼らと同じような人生の過程を演出していたのではないかと思うわけです。それに「禁欲」といいながらも何かを生み出そうとしている時点で「禁欲」になりえない。不幸の果てに何かを生み出そうというひとつの到達点が設定されているじゃまいか。

「歴史上の天才は多く不遇な人生を送った」と述べられていますが、天才の「不遇な人生」が注目されるのは、彼らの残した偉業と照らし合わせた上で「不遇な人生」が必要以上に脚光を浴びているといった点もあるかと思います。誰しものライフヒストリーには浮き沈みの時期があるわけですから、彼らだけが特別というわけでは決してないですよね~。それに、歴史上の天才って、その時代その時代の価値観にそぐわなかったから異端とされていた点もあって、他者から「不遇な人生である」と目に映っても、案外本人にとっては幸せだったのかもしれませんよ~。
まあ、中には「これは…」と思うような天才の方もいるわけですが、天才の「不遇な人生」にばかりに着目する人って、天才に対してある種のコンプレックスを持っているのではないかと思うわけです。はい。

くじらから怪しいお注射を受けて絶体絶命の真黒ですが、彼のピンチに駆けつけたのはもうひとりの妹であるめだか。黒神3兄妹だ揃ったわけですが、めだかはくじらを見ても案外あっさりとした反応をしています。
それと、家から出たくじらをずっと探していた&「くじらのことを忘れた日は一日としてなかった」と述べていた兄の真黒ですが、
彼の部屋にあるめだかグッズを目の当りにしているととても信じられません。 お注射の中身が気になるところですが、真黒が開発していたものだからろくでもないもののような気がするわけです。
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閲覧制限がなされているので、あまり公にはしませんが、私的には、これは面白い解釈だと感じました。禁欲主義の解釈を完全に失念していたのでなるほどと納得です。
ただ、これとは別種の話になりますが、西尾先生の作品は、読み手の広義的解釈でも狭義的解釈でも論理が成立してしまうところがあるので、それが魅力でもあり、また、同時に罠でもあるのかなぁと感じました。それは、読み手に立証可能性を多分に残してあるのだからなおさらかと思います。
ここらへんが深みにはまる人とはまらない人の違いなのですかねぇ…。
個人的に漫画担当者の画面構成が以前より上手くなって割りと最近は面白いです。吹き出しの感じとか和月伸宏を意識していて特に。
初期は「絵が気に入らない」という欠点があってどうにも微妙な印象があったのですが。
見たことありますか?
大体、キャラの名前はこんな感じなの多いですよ
こんにちは~。
指摘されてみるとたしかに…。やはり週間連載をしていればやはり技術の向上は早いようですね。
>匿名さん
>管理人さんは、西尾維新先生の他作品を
見たことありますか?
>大体、キャラの名前はこんな感じなの多いですよ
え~っと…ネタ的な部分を指摘されるとなかなか苦しいものですが、その点を述べるのであれば、西尾先生に限らず鎌池和馬先生や、八街歩先生のようなライトノベル作家全般にいえることだと思いますが…。