
人類すべての歴史を記した書物を手にし、自らを「統治者」と名乗るルネ。しかもそれを思いのまま楽しんでいるのだというのだから
危なさ全開です。公平性もへったくれもありません。ヒュプノスの言葉を借りれば、さぞかし神気取りは楽しいかと存じます。
自分に酔っている節があるルネですが、彼の述べる「人類」、「歴史」というキーワードに何故か反応しているシオンの姿がありました。そんなシオンに対してリーインカーネーションを放つルネ。この技は、自分の侵した罪と恥に苛まれ悶え死ぬといったイジメとも取れるもの。
そんなシオンの彼の人に知られたくはない過去とは…
こそこそと一人隠れて穴倉で自慰行為にふけっていたという過去です。 シオンにはどうもサイコメトリーの能力が備わっているようで、聖衣(クロス)に触れれば、かつての所有者の生涯を読み取れてしまえるようです。聖衣(クロス)の修復者としての修行の日々が、いつの間にか人の生涯を覗き見ることが目的となってしまい、それが徐々に快楽になっていったという。だいぶ恣意的に解釈しましたが、
おおむね間違っていないかと思います。 自身の能力を使って思う存分人様の記憶を覗き見し、汗を垂らしながら恍惚の表情を浮かべているその姿は完全に自慰行為以外の何物でもありません。忘れないでください。
彼は後の教皇様です。 しかし、聖衣(クロス)という無機物を並べて「ここは私の統べる国なのだ」と一人お山の大将と極め込んでいたシオンが恥ずかしすぎます。想像してみてください。自分の部屋にプラモデルやフィギュアを多数飾って「ここは私の統べる国なのだ」とシオンと同じように極め込んでいる自分の姿を。
リーインカーネーションを食らう前に悶え死んでしまいそうです。 そんな人様に見られるのは憚れる行為もいつかは見つかるもの。いつものように行為にふけっていた彼に冷や水をかけたのはたまたま訪れてきたルネでした。
自慰行為を目撃されてしまった青少年の図 ものすごい恥ずかしい行為を見られてしまったシオンですが、訪れた人も自分と同じ
特殊な性癖を持つ人物だったのが救いでした。しかもその人物は、それが選ばれた者の特権とまでいってくれました。正直、特権も何も「性癖は性癖だろ」と思うのでありますが、人によってそれぞれなので、そこらへんの理解はありますのであしからず。社会学は何でもありですし、マジョリティーもマイノリティーも受け入れます。
そんなシオンに
「私と一緒に来れば永遠の快楽を与えよう」といったことを告げるルネ。またも恣意的に解釈しましたが、
おおむね間違っていないかと思います。 既に快楽の虜となっていたシオンにとっては、これほど魅惑的な誘いはありません。迷うことなくルネが差し伸べていた手を取ろうとするシオンですが…
辱められながらも既にシオンの虜となった聖衣(クロス)たちが「捨てないで」と懇願を始めました。
だが見限る! なんという鬼畜っぷり!己の快楽のために散々玩んだ聖衣(クロス)たちをあっさりと捨て去るシオン。こうして彼は更なる快楽を求めてルネに付いていくのでした。
ルネ「□月△日、今日も今日とで、いつものように聖衣(クロス)の記憶を読み取る。やはり一番は、鶴星座(クレイン)の聖…」
シオン「やめろぉぉぉぉぉーーーーーーーーー!!!!!!」
スポンサーサイト
聖衣ってほんとうに健気ですよね
最初来た時、窘めに来たと思ったので。
さり気に輪廻(リーインカーネーション)って名前の付く技多いなー。
健気ですが、一度見限ったらとことん冷たいという代物ですよね。
>狼林さん
ここでハクレイが登場していたら、シオンは即破門になっていたかもしれませんねw
>ALMIAさん
ルネについて行ったシオンがどういった道を歩んだのか気になるところです。