
リクオが思いの他成長しているという事実を目の当たりにし、
ついつい意識があっちの世界へといってしまった首無。これはあれですね。トランスしてしまったというやつですね。
二代目本人も半妖である為に、人として生きていくのか、それとも妖怪として生きていくのかの選択ができたのかもしれませんが、古に比べて闇が薄まってきたとはいえ、未だ妖怪が跋扈していた時代に生れ落ちたわけです。そんな中で自身の命を守る為にも、妖怪として生きていくという選択肢しか本人の意思に関係なく、選べなかったのかもしれません。
だからこそ、時代の移り変わりとともに闇はより薄まっていき、妖怪と人は交わっていくであろう未来を予期していた二代目は、自分の息子であるリクオにどちらかを選ばせるといった考えにいたったのでしょう。それは見方を変えれば、「無理に足を踏み入れさせて、危険な目にあわせる必要はない」といった、彼なりの親心からくるものだったのかもしれません。
ですが…
だからといって17~18の女の子を孕ませてしまうのは色々と問題があるかと思います。 流石、ぬらりひょんの息子。ぬらりひょんと同じく手を出すのが早いです。いや、結婚しているならば、法的には問題は無いとは思いますけどね…。
そんな17~18歳の娘と二代目の間に生まれたリクオですが、自ら妖怪の世界と人の世界を守ろうとする今や立派な三代目候補となりました。
二代目…リクオ様は立派に妖怪として生きています。 この絵だけを見ると到底立派な人物になったとは思えませんが、そこはいつものお遊びなので見逃してもらえるとありがたいかなと思うわけです。
白蔵主の空気を読まない一人劇場が繰り広げられていましたが、結局のところ一本気がある彼を気に入ったリクオは自分の組にスカウトする。
羽衣狐様羽衣狐様羽衣狐様と、羽衣狐様をまるで私のように心酔しているというか、忠誠心が厚い輩を果たして迎え入れることができるのかはたはた疑問ですが、このように強い者は強いと認めて相手を迎え入れようという姿勢は嫌いではありません。それになんか白蔵主は面白そうだし。あ、でももし仲間になったら、奴良組でも「名を名乗るまで手を出すな!」といったことをやるんだろうな。

白蔵主が仲間になって、場は収まって京都へGO!…と、そんな綺麗には終わりません。白蔵主が船に乗っていることなど気にも留めないで総攻撃を仕掛けてくる京妖怪たち。これによって
白蔵主は人徳…もとい妖徳は無かったということはよくわかりました。 日の出とともに京妖怪が引く迄耐えようとする奴良組ですが、陽が昇っても彼らの力は衰えないし、リクオたちの姿も変わらない。その原因は既に京の都は妖気が渦巻く魔都と化していたことに起因する。これじゃほとんど羽衣狐様の手に落ちたも同然なんだな。
いよいよ京都に乗り込む奴良組ですが、陽が昇っても妖怪たちの姿は変わらないということは、リクオもしばらく昼の姿になることは無いということを意味しています。
今後も妖怪のリクオのターンは続きます。 そのうち昼の姿が読者から忘れ去られたりして…。
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