アスプロス「弟が怖かったんです」 彼の心情を一文にすると正にこんな感じ。デフテロスは、誰の師事も受けていなにのに常に自分に近い実力をつけてくる。自分はトレーナーの付いている正規の訓練を受けているのにです。引き剥がそうと思っても、影のように追ってくるが、決して自分を追い抜くことはない。しかし、このままではいつか自分を追い抜いて自分に成り代わるのではないかと不安を募らせてきたようです。そしてその不安は、デフテロスへの疑心難儀へと移り変わっていく…。
武道の世界でも「見取り稽古」といって、動きを見ることによって稽古(技術を盗むを含む)することがありますが、デフテロスは非常に優れたの目を持ってたんだな。そしてそれを実践して切磋琢磨に磨いてきたからアスプロスと同等の力を身につけてきた。すべては兄弟の誓いのために。兄と肩を並べても恥ずかしくないように…。
しかし、悲しいかなそれが兄弟の袂を別かつひとつの要因となってしまったんだな。追うものと追われるもの。それぞれ違うプレッシャーを感じていたが、思いも違うところにあった。今回は初のアスプロス側のお話でしたとさ。
「俺たちは互いに存在を脅かしあう」とアスプロスは述べていますが、脅えていたのは当の本人だけです。 ギャラクシアン・エクスプロージョンの激突もデフテロスの敗北で幕を閉じる。今更ながらですが、この兄弟の争いって何だったんでしょうね?簡単に言ってしまえば、
「相互理解が足りなかったね」の一言で片付けられてしまいますが、それ以上にアスプロスの劣等感というか、「自分は兄で、デフテロスは弟なのだから自分が一歩先を行く」といったような驕りが起因のように思えます。
だからこそ、デフテロスが自分より下であることを誇示するために「二番目」だとか、「模造品」だとか、「影」だとレッテルを貼ったのかもしれません。これらのレッテルの基準は常にアスプロスでしたし…。あれはデフテロスへの嫌味とかの意味合いよりも、むしろ自分の自尊心やプライドを保つためだったんだな。
魔拳が解けて元の姿に戻るアスプロスですが…。 戦いに敗れ消え去ろうとしているデフテロスですが、アスプロスに対して「俺の一撃は確実にお前の芯を貫いた」と意味深な言葉を残していきます。正直、私もここからの流れやデフテロスの真意を測りかねています。
てっきり「肉を切らせて骨を絶つ」的なことなのかと思いきや、どうやら違った決着をみせたようです。
これは、アスプロスが聖闘士の心を取り戻して戦うという流れなのかな?かな? 現主であるデフテロスを失って虚空に浮かぶ双子座(ジェミニ)の聖衣(クロス)。そしてその前にいるのは、かつての主であるアスプロス…。
はたしてデフテロスはアスプロスに何を残したのか…。
続きが気になるところです。

このセリフは、アスプロスとの前後のやり取りを踏まえると非常に心に残りました。兄弟争いの全てがこの言葉に内包されているように思えます。
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代々ジェミニは悪になると髪の色が黒くなるのが不思議ですが。
童虎ってどうなったんでしょうね・・・。
だから、Lost Canvasは止められない。
デフテロスは満足気な顔して逝ってるし。
アスプロス、流れ的に聖闘士として復活しそうですね。
そして、何事もなかったように戦列に加わるんじゃ。
そもそも、シオンはデフテロスの存在知らないようだったし、アスプロスの裏切り知っているのはあの場にいたセージ様とアスミタだけ。
そして、童虎も記憶改ざんされてるし、無かったことになってそう。
>童虎ってどうなったんでしょうね
ロスとキャンバス内の何処かに飛ばされてそのままうろうろしているに一票です。
>狼林さん
次回、どういった方向性で持っていくのか気になるところです。