
デフテロスの必殺技・マウロスエラプションクラストがアスプロスを捕らえる…!
彼が手にした力は自我。それは、幻朧魔皇拳でさえ奪うことのできない意志の強さ。それは、星さえ屈服させてしまうほどに強力な力。己が己であるための証明の力。
その強さを持って、兄であるアスプロスを討ち取ろうとするデフテロス。
ですが…
全く通じませんでした。 むしろ、デフテロス自身の技の威力も取り込まれてより破壊力が増したギャラクシアン・エクスプロージョンをその身に受けることとなってしまいました。
アスプロス「たった一つの星の我が銀河を砕くこの俺に通じるか!」 おっしゃる通りでございます。 銀河を砕く男とから容赦なく「半端な技」とレッテルを貼られてしまっていますが、これも反論の余地もございません。恐らく誰もが感じ取っていたことですが、こうして述べられてしまうと取り付く島というか、デフテロスへのフォローが何も浮かびません。
唯一言える事は、「銀河を砕く力を持っているならば、オリュンポス十二神ぐらい軽くひねられるんじゃね?」ということぐらいです。双子座(ジェミニ)の聖闘士だけ力のスケールの大きさが違いすぎるのが前から気がかりでした。
だから何だという話ですけどね。本編と全く関係ないです。

二番目、模造品、影と続いて、次に
半端者のレッテルを貼られてしまったデフテロス。思えば彼の不名誉なレッテルは、そのほとんど全てが兄であるアスプロスから贈られたものです。そしてここまで不名誉なレッテルを貼られる聖闘士も彼だけです。流石、凶星の下に生まれた男です。
不幸っぷりが半端ではありません。 アスプロスの「何故ギャラクシアン・エクスプロージョンを使わないのか」という問いに、叫ぶように答えるデフテロス。彼の中で双子座(ジェミニ)の真髄であるこの技は、彼の憧れであった心優しき兄が、必死に双子座(ジェミニ)の聖闘士として昇りつめた証であり、それを使うということは、優しい兄の面影や思い出を汚すものであるといった意味合いがあるのかもしれない。デフテロスにとって、それだけこの技は特別な思い入れがあるものであり、意味合いが強く含まれるものなのでしょう。
絶対に撃たん!と力強く叫ぶデフテロス…
しかしそれが、僅か7ページで覆るなど誰が予想だにしよう!! 「ええ!?」っと叫ばずにいられないシーンでした。この間の葛藤を見れば、気持ちはわからんでもないけどさ…。デフテロスにとっては、もはやこんなアスプロスはもう見たくはなかったんだろうな~。

実の兄に一度ならず(生前)二度までも(現在)様々な想いを踏みにじられ、真に兄を乗り越えるために、真に自分が自分であるために、良き思い出の中にいた兄だけのものであったギャラクシアン・エクスプロージョンを解き放つデフテロス。
良き思い出や尊敬、憧れ、殺意。デフテロスは全てを砕いた先に一体何を見るのでしょうね?
我には今心の中で嘆き、泣き叫ぶデフテロスの姿が容易に想像できまする。
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あの技があれで終わり、ってことは流石に無いと思いたいです。
展開早いですねぇ。
事切れる前に掛けた幻朧魔皇拳の意味もまだ分からないので、
次で終わりってことはないと思いますが。
そこで逆転の決め手になる布石だったりしないかな。
マウロス・エラプション・クラスト。
それにしても、オリジナル技は名前が長いのが多いですね。
アスプロス・・・でそんな想いに欠片も気づかない俺様街道驀進中のダメ兄。気づいていてもそれを否定しないと自分の人生そのものがまさに「徒労」の一言で片付いてしまうと言う始末。
とりあえず・・・戦いが終わって再会したらテンマがどんな顔するか楽しみです。
次回あたりが決着&エピローグと見ているので、そこがどうなるかがキーであるかと思います。
>かれえるーさん
すべてはこの戦いの決着後で決まりますね。