
「地球は俺にとって小さすぎる(笑)」とか、「太陽でようやく俺に匹敵する(笑)」とか、なかなか冒頭から飛ばしてくれている王土。たかだか
ヒト科ヒト属ヒト種の一員に過ぎないのにものすごく尊大です。実際にこんな人に会ってしまったら、関わらない方が賢明な判断です。アブノーマル過ぎます。
主に脳みそが。 しかし、そんな彼を見て、「早急にかかりつけの医師に相談することをミ○カは提案します」と聞こえたような気がした私も病院に行ったほうがいいのかもしれません。
前置きはさておき、めだかに触れようとした王土を蹴り飛ばした善吉ですが、時計台の屋上から気持ちよくダイブしてしまった王土を
殺っちまったのではないかという急な不安に駆られてしまいます。自分でやっておきながら今更なような気がしますが、遊びのつもりで暴力を振るったつもりが相手に致命傷を与えていたことを悟った人間らしい反応です。そして「私関係ない」といったよそよそしい態度をとるめだかもまた人間らしい反応です。
え?
この垂れていないおっぱいも胸筋で形を維持しているってことなの?? もはやシュールすぎて笑うしかありません。もし、これが私なら指をさしてケラケラと笑っていることでしょう。
「努力が実らず」→「間違った方向性の努力をしているからです」
「がんばっても報われない」→「常に結果が伴うとは限りません」 そんな真理と現実を提示してみる。王土が述べていることは選民思想に近いですねぇ。さすが自称王様。王は自分の国に住まうであろう民を選定しております。何かを得るにはそれなりの代償や対価が必要なものですが、「天才」という領域に後天的に達するのであれば、そりゃ「天才」からあぶれてしまう人も出るのは確か。ふるいるいにかけられるわけですから。因みにそのようなふるいから落とされてしまったものを救い上げるのが「福祉」となります。
それに全員が全員「天才」になるのであれば、「天才」は「アブノーマル」ではなく、単なる「ノーマル」。「ノーマル」といった基準があるから「アブノーマル」と区別されるのだよん。
とまあ、そんなことを述べていても…
当の本人が、本当に自分の身だしなみを整える姿を見せるためにめだかを呼び出しただけなようなので、この話のオチは特にないんですけどね。 あるとすれば、めだかが学園という権力に反旗を翻すことを宣言したことか。革命じゃ革命じゃ!
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まあ…本人は案外気づかないのですよ。
腕立てが効率的な筋トレではないということにも気づかないし、素振りを毎日やったとしても球に当たるようになるわけでもないし(フォーム自体が間違っているわけではない)。
稀に自分で気づく人はいますが、その人は凄いと思います。
「頑張っても報われない」→「常に結果が伴うとは限りません」
それでも人は本当に欲しいものならなんとしてでも欲しいでしょうね…
だから強盗とかがなくならないわけで。
他人の才能を妬むわけで。
何が言いたいかと言うと西尾氏は相変わらずでした、ということです。
彼が今回はどのように物語を広げるのか見届けていこうと思います。
>彼が今回はどのように物語を広げるのか見届けていこうと思います
正直、自分でもまだ見届けられているのが不思議で仕方がありません…。