因縁ある二人の邂逅 400年経った現代で思いもよらぬ人物と再び出会った事にいぶかしむ羽衣狐様。先ほどまでの余興を楽しむ余裕は何処へやらですが、秀元は過去に自分が不覚を取った相手ですので、最初から明確な敵意を向けるのは当然といえば当然です。
そんな秀元も表面上は軽口を叩いていますが、しっかりと羽衣狐様の出方を伺っています。その証拠に、羽衣狐様の「その術はその小娘がだしているのか」という言葉から、秀元は、次には仕掛けてくると読んでしました。
羽衣狐様の呼びかけに答えた茨木童子としょうけらが仕掛けてきますが、それに呼応するかのように秀元にいわれた通りの術の発動をするゆら。
両者の決戦の火蓋が切って落とされたかのように思われましたが…
秀元はバックレました。 覚悟をしていたゆらにとっては、とんだ肩透かしです。ですが、秀元の選択は正しい。いくら<破軍>が使えるとはいえ、正面から古の大妖怪(とその一味)を相手にする事は無謀すぎます。勝ち目が万に一つもない状況ならば、残存戦力を出来るだけ退かせて次に備えたほうが合理的です。
ところで秀元は、いつまで現界しているのでしょうね??? まさか京都編が終わるまでか!?

残り二つの内の1つをあっさりと引き渡した花開院家陰陽師ですが、なぁに最後の封印を守りきればいいだけの話さね。そんな、またしても「砂取り」とか「棒倒し」呼ばれる遊びを連想させる
砂の山に棒を立てただけの安っぽい封印を解く羽衣狐様。
封印されていたのは、古の大妖怪・土蜘蛛。羽衣狐様の配下という訳ではなく、協力者のようです。それも利害関係が一致しているとかではなく、単に強者との戦いを望んでいるだけで義理も何も無い様に思われます。
そんな土蜘蛛を戦力に加えて、妖の宿願を達成しようとする羽衣狐様ですが、彼女にはもう1つ悲願がありました。
それは…
子作りです。 ここにきてまさかの子作り宣言!! 配下の妖怪たちも「え?」と疑問が浮かんでいるようにも見えるコマが挿入されていますが、確かに過去にも子どもを産むとか何やらの話がありましたが、現代でもそれを求めているのがちょっと驚きです。
因みに、淀君の姿のときならば相手に不自由しそうですが、現代の姿ならば相手に困らないだろうなと考えがよぎったのも確かです。立候補者が大挙として押し寄せてきそうです。
まさかとは思うが、羽衣狐様の本当の宿願は、母親になることと、その子の為に妖が棲み易い世界に変えようとしているとかではあるまいな??

そんな羽衣狐様の真意は今のところ測りきれないわけですが、宿願達成に向けていよいよ最後の封印がある弐條城に向けて進撃を宣言。
その場で最終決戦が行われるわけですが、
今週は羽衣狐様成分がたんまりと補充できたので満足です。 余は満足じゃ。
・オマケ
自分で仲間にしておきながら、「気持悪い奴」と罵る羽衣狐様が素敵で仕方がありません。
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