
表紙はハムスター・西沢さん。今週は出ていませんが今何処にいるのでしょう。
知らない土地、知らない場所に一人取り残されたナギお嬢様。「なあに問題ない。かえって免疫力がつく!!」と某新聞の有名な言葉で自分に言い聞かせていますが、動揺は隠し切れない。そのうち「一発だけなら誤射かもしれない」、「だが、心配のし過ぎではないか」も出てくるのではないかと期待。その後、切符は風に流され紛失。ゲゲゲの森らしい場所で迷子になったお嬢様はふらふらと歩き回ってますます迷子に。ぶらりナギお嬢様一人旅の始まりです。

一方その頃、ナギがいなくなって正常さを欠いているハヤテは、電車のドアをこじ開けて今まさに飛び降りようとするが、止めるマリアさんに向って「僕ならこんなスピード(時速100km近く)飛び降りたって平気ですから!」とおよそ常人の感覚からずれた説明。そんなことではマリアさんは納得しませんし、サンデー読者も納得しないはず。まあ、確かにハヤテの身体能力を持ってすれば、電車から飛び降りようが、船から飛び降りようが、大気圏に突入したザクに乗っていようが色々と補正がかかって無事なような気がしますが、それでもサンデーは少年誌。あまり無茶なことをするとそれを真似しようとする子どもが出ないとも限らない。たしか『北斗の拳』連載時にそれを真似して怪我をした人がいたような気がします。
そんな暴挙に出るハヤテに電車を止めてもらえばと提案したマリアさん。マリアさんにとっては電車を止めてもらうことは、乗っているタクシーを止めてもらうのと同じ感覚のようです。ただ違うのは、それをするにはお金がかかるということ。しかし、マリアさんにとってははした金が必要。たかが数千万円でしょ?みたいな感覚。そうでした。過去にマリアさんは、ハヤテに少ないけれどと言って3日間の宿泊費に100万円をぽんと出したお人でした。ますます二人の金銭感覚の差が露呈。そんな二人に一人の救世主が降臨です。
・ヒナギクさん登場

私服姿のヒナギクさんです!!しかもへそだしですよ!へそだし!!これを見られただけでも朝早く起きたかいがあるというものです。
・必死に弁明するヒナギクさん

よほどパニックに陥っているのか、色々なことを口走るヒナギクさん。これでは自分が何の目的で温泉に行くのか教えているようなものです。家族で来たということは雪路もいるのでしょうか。
ヒナギクさんの中ではハヤテと電車の旅ができると少し期待していたのでしょうが、ハヤテから出た言葉は、「一緒にいられませんので、マリアさんをよろしく。」の一言。その後、安心したように電車から飛び降りるハヤテ。ヒナギクさんに言った言葉が時世の句のようです。
・マリアさん曰く、こんな非常識なこと少年誌で許されると思っているのですか!?

飛んだー!ハヤテの飛び降りた姿が投げ飛ばされたように見えなくもない。着地時にトラックに轢かれるなどベタなことが起こりますが、そこはにこやかに対処。親指を立てて、ヒナギクさんやマリアさんに「自分は無事ですから」と言わんばかりの笑顔です。しかし、いくらハヤテでも少しは影響があった様子。トラックに轢かれて方向感覚が狂ったのか、それともパニックに陥っていたためか、ナギがいる方向とは逆方向に疾走。お前は何のために電車から飛び降りたんだと言いたくなります。
・グットラックという言葉が似合いそう

ハヤテが自分を追って電車から飛び降りたとは想像していないだろうナギは一軒のラーメン屋にたどり着く。そこで出てきたのはザンギエフの風貌をしたラーメン屋の店長。店の看板をよくみればそこには「ロシア」の文字。これは偶然ではないはず。ナギを客だと思い店の中に連れ込む店長。店の中は他に客がいなく開店休業状態。メニューはあるが、彼が作れるのは塩ラーメンのみ。頑固親父の気質なのかそれともただ単にそれ以外作れないのか。
勝手に塩ラーメンを注文され、お金を持っていないナギは品物が来る前に早々とこの場を立ち去るというプランを思いつくが、予想外の速さで品物が来て頓挫。ナギの頭の回転の速さより店長の手際のよさが勝った瞬間です。次にクレームを付けて早々とこの場を立ち去るというミッションを思いつくがあまりの美味さに感動。いつから料理解説ができるようになったんだろうと思いながらも、ナギが泣きながらにラーメンを食べる姿が可愛かった。

ヒナギクさんとマリアさんという組み合わせは非常に珍しい。ヒナギクさんは現・白皇の生徒会長。マリアさんは半ば伝説と化した元・生徒会長。今までこの二人の接点はあまりなかったように思えます。ヒナギクさんとマリアさんの電車の旅がどのようなものになるか見てみたい気がしますが、電車を止めてナギとハヤテを探しに行くんだろうな~。
・今週のヒナギクさん

恐らくこの後一人もんもんとしているはず。
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