
これはなんと言うか…。めだかが「人が傷つこうとしているのをわかっているから立ち上がる」というのはわかるし、それを演出しなければならないというのもわかる。が、演出が過剰すぎてめだか一人が特出しすぎているし、先走りすぎている。
結果として、またもめだか一人のオンステージが繰り返されているわけですが、そうなると善吉をはじめ生徒会の役員の存在意義が薄れているように感じられます。めだかが必要だから彼らを生徒会役員として任命しているけど、物語や演出に彼らが必要とされていないという矛盾した現象が起っている。それはめだか以外のキャラクターを生かしきれていないともいえるかもしれない。
全てのステータスのパラメーターが振り切れるほどのスペックを持つキャラは、作品の流れを壊さない&設定のインフレを起こさないために基本としてジョーカー的な扱いや趣旨から外れたところに位置するものですが、彼女を中心に据えた事によって、そういったキャラの扱いと作品の構成、演出などのバランスの難しさを露呈してしまっているかなとも感じてしまいました。そして、読者も含めて全てが置いてけぼり感を味わうという…。
無理やり感がひしひしと伝わってきました…。
今回の唯一の救いは…
もがなの笑顔が見れたことぐらいかな~。 個人的にめだかが中心でないお話のほうが、無理やり感がなくて面白いと感じるのは上記の理由が含まれています。
スポンサーサイト
« 今週のぬらりひょんの孫 感想 その四拾九 l ホーム l ノーズアートのシェリル »