先日、私は横浜方面の営業回りを終えて横浜ベイブリッジを渡って,大黒ふ頭のパーキングに入る長い橋を走っているところで地震にあいました。
車を走らせていてもわかるほどに橋は揺れるわ、車の外から嫌な音を立てて鉄が軋む音が聞こえるわで,「あ、これはまずい!」と感じて生きた心地がしませんでした。
パーキングに駐車したとき急いでラジオをつけたのですが、ラジオが流れているいるそばから、橋を修繕していた所からぽろぽろと鉄骨が落ちているシーンをみて、「これはただ事じゃないな」と思いましたよ。さらには、ラジオから流れてくる地震速報で津波警報が出たときは、パーキングに駐車していた他の人たちがいっせいに車を発進させて逃げ出していましたね。
私も同じように直ぐその場から離れるように高速に戻ったのですが、横浜方面に向かう道路は既に渋滞が形成されつつあり、東京方面に向かっている途中で街中を見ると所々で煙が上がっているのが見えましたし、お台場方面から黒い黒煙がもくもくと上がっているのも見えました。
都内にある会社に戻ると社外に人が避難していました。それは自分が勤めている会社だけでなく、周りがすべて同じでした。道という道は車と人手渋滞状態。それは生まれて初めて見る異様な光景でしたが、事の重大さがよくわかるものでしたよ。だいぶガタがきている自社ビルなので電話が繋がらない状態は非常に不安を覚えました。彼女が無事でほっと一息…。
会社で色々と作業をした後、電車が動かないので、同じ方面の先輩と一緒に家がある千葉方面まで7時間ほどかけて車で帰宅しましたが、途中で立ち寄った新浦安が凄過ぎてもはや笑うしかなかった…。面白かったとかそんなのではなく、見慣れた光景とはかけ離れたあまりの現実感のなさにです。液状化で地面が異様に盛り上がっていたり、橋が道路がぐちゃぐちゃになっているのが自分の目で見ても信じられませんでした。
車で走行中に歩道を見ると歩いて帰っている人がたくさんいましたが、あの人たちは無事に家族の下に帰宅できたのだろうか。
夜中の二時過ぎに自宅に戻ることができましたが、家の中は大して変わりはありませんでした。せいぜい物が少しずれたり、落っこちていたくらい。一番懸念していたのは縦置きしていた二つの水槽ですが、倒れることのも割れることもなく、幸いにして少し水がこぼれていたくらい。溢れた水槽の水によって配線がショート&出火のコンボは免れていて本当によかったです。
家族や友人、色々な知り合い等と連絡がついてそれぞれ無事を確認できてほっと一息ですが、今回の地震や津波で亡くなった多くの人たちのご冥福をお祈りします。
そして、未だ連絡がつかない人々の安否が確認できるよう心からお祈り申し上げます。
スポンサーサイト