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漫画等の感想、あとは日々思ったことについての考察などがメインです(多分)。リンクやトラックバックはフリーです。(注)コメント欄を掲示板に使うのはおやめください

週一でもいいから何かの感想

火目の巫女 火目の巫女
杉井 光 (2006/02)
メディアワークス
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 自分の一週間での読書量を考えたら、どれか一つぐらい感想をかけるんじゃね?と思ったのがきっかけ。はい、そうゆうわけで今回の感想は「火目の巫女」です。
 実は、この作品には原案がありまして、それを読んだ事があります。原案者は、ライトノベラーを目指す一人のサムライ(本人談)。何故か西の都に移り住んだお人です。まあ、そんな身内話はさておき、この作品の感想へといきましょう。


・感想?

 一言で言うとライトノベルというより伝奇小説。この人は投稿する場所を間違えたのではないかと思いました。
 文章自体は洗礼されていて非常に読みやすい。ちょっと聞きなれない古い言葉もありますが、逆にそのおかげで時代背景をイメージしやすかったです。しかし、文章が読みやすくなってしまった分、ストーリーのめりはりが希薄になってしまった感が否めません。ストーリーや設定がしっかりしている分もったいないなと思います。描写についても同じことが言えます。
 上にも書きましたが、この「火目の巫女」という作品はストーリーや設定がしっかりしています。が、しっかりしている分、後になって設定を変えることが難しいのではないでしょうか。物語の進行状況や、後になって思いついたことが、設定をしっかりしすぎたために、それがネックになる可能性もあると思います。
 
 ひとつ気になったのは、主人公・伊月についてですかね。彼女の行動が、物語にどういった影響を与えているのかいまいち読み取れませんでした。読んでいて、物語の進行と伊月の行動に繋がりを見出すことが難しいです。物語の中心に主人公がいるのではなく、物語にただ参加している主人公がいるといえばいいんでしょうか?極端に言えば、物語の展開に主人公はあまり関係ない。事件は起こるべくして起こった。こんなところですかね。
 
 
 この作品は私の中では、割と好みの部類になります(1、2巻を読んだ限りでは)。読んでいて話に引き込まれましたし(これは意外だった)。ストーリーや設定なんかも面白いと思いますし、キャラクターも好きです(とくに伊月)。ただ、もう少しキャラクターの魅力を文章で引き出して欲しかったです。



 話の展開が、読者に読まれてしまったら作者の負け。逆に、話の展開を読ませないほど読者をのめり込ませたら作者の勝ち。


と私は考えています。



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ハヤテのごとく!第97話「MIND EDUCATION」感想

 夜の生徒会室で、ハヤテとヒナギクさんの二人きりでの誕生会。ヒナヒナ祭り最終章第一幕の開幕です。それでは、今週の感想~。


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るろうに剣心-明治剣客浪漫譚- 星霜編 ~特別版~感想

るろうに剣心-明治剣客浪漫譚- 星霜編 ~特別版~ るろうに剣心-明治剣客浪漫譚- 星霜編 ~特別版~
和月伸宏、 他 (2002/10/09)
アニプレックス
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 るろうに剣心-明治剣客浪漫譚- 星霜編 ~特別版~を再度見てみました。前に一度だけ見たことがあったのですが、そのときはあまりに悲しい話だったので、自分の中で、この話は黒歴史と扱っていました。原作でも、自分の中でも、るろ剣は完結していたものですから、「これはるろ剣じゃねぇ!こんなのバットエンドだ!!」と全否定していました。
 この作品では、人誅編のラストで、雪代縁との決闘で語った自らの答えのその後を見ることが出来ます。原作やアニメを見ていたときは、四ノ森蒼紫や斉藤一と言ったライバルとのバトルシーンに釘付けばかりで、ストーリーや内容はそれほど重要視していませんでした。飛天御剣流の剣技を駆使し、戦う剣心をただ格好いいと思うだけで、緋村剣心というキャラが自分の中でヒーローとして成立していただけでした。でも、いくら剣心が、幕末にその名を残した伝説の人斬りであろうと、人斬りという罪とそれを償うための答えを探しながら、ただひたすらに明治という時を生き抜いた一人の人間だったんだなと、数年たってこの作品を改めて見て思い知らされました。
 飛天御剣流を扱うどころか、刀を持つことさえできなくなった剣心は、自らの力でできることは何かと問い続け、家庭を持ってからしばらくした後に旅に出てしまいます。度々、家に帰ることもあったようですが、旅の中で突きつけられた現実と己の病を疎まれ、嫌われ、絶望に陥る日々の連続で、次第に剣心からは生気が感じられなくなってきてしまいます。長い旅の果てに、大陸のどこかに流れ着いてしまいますが、そんな疲れて憔悴しきってしまった剣心を佐之助が見つけ、なんとか剣心を船で日本へ帰国させようとします。
 船が港から出航し、もう二度と会えないであろう剣心に向かって、佐之助が素直に剣心に今までのお礼と、そしてさよならを告げる姿を見て何か熱いものがこみ上げてきました。直接それを伝えられなかった佐之助の不器用さは相変わらずですが、それは、一緒に戦ってきた友として佐之助の剣心への最後のけじめであり、また、新たな決意でもあったのでしょう。
 日本に戻り、病魔にその身体を蝕まれ、その命がつきかけてようとしていても、最後まで自分の支えとなってくれた薫の元へ帰ろうとする剣心。同じ病に冒されながらも、自分に幸せを授けてくれた剣心を出迎えようとする薫。お互いに苦しみながらも、愛する人に会いたいという思いが二人の身体をつき動かします。
 剣心と薫が再会した桜が舞い落ちる場所。そこは、京都に旅立つ剣心が薫にさよならを告げた場所であり、京都から帰ってきた剣心を薫がおかえりと迎えた場所でもあり、その他にも、いくつもの出会いと別れがあった、家の前にある桜並木の道。そして、最後に剣心と薫が出会うことができた場所でもありました。
 剣心や薫が居なくなってから少し時が流れ、EDのラストシーンで、桜が舞い落ちる春に、成長した剣路が、恋人と連れ添って歩くのは、あの桜並木の道。そこで何かを思い至ってふと立ち止まる剣路。恋人に向かって、「俺達、幸せになろうな」と語る剣路をみて、ああ、一つの時代が終わって新しい時代が始まっているんだなと感じました。
 息子である剣路には、剣心と薫の二人は決して十分に幸せであったとは思えなかったのかもしれません。しかし、薫に抱かれた剣心の最後の顔には安らぎがあり、また、人斬りとしての罪の証であった頬の十字傷はもうそこにはありませんでした。また、薫はそんな剣心を支える妻として、剣心を愛する一人の女性として最後まで生きていきました。そんな二人が、明治を駆け抜けた果てのお話。時は流れ、剣心と薫の姿はもうそこには無いけれど、想いは二人が共に生きてきた証である剣路に確実に受け継がれていくのであろうと思わせるいい作品でした。

 一つの季節(時代)が幕を閉じ、新たな春(時代)がやってきた。春が来るたびに時代は移り変わり、また新たな物語が紡ぎだされていくことでしょう。



桜フィギュア4体目ですかね?

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ハヤテのごとく!第96話「天上天下唯我独占」感想

 ひな祭り祭りも後半です。ラストがどうなるか気になるところです。それでは今週の感想~。

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ハヤテのごとく!第8巻購入です

 ヒナギクさんのメッセージカードが欲しいがために、秋葉原のとらのあなへ『ハヤテのごとく!』第8巻を購入しに行ってきました。

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ハヤテのごとく!第95話「残酷な大馬鹿野郎のテーゼ」感想

 たとえ稽古で疲れてぐったりしていても、ヒナギクさんの笑顔でチャージ完了!それでは今週の感想です。
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覚悟完了!

 月曜日に幹部交代式がありまして、合気道部の副将となりました。

 目標は、気のある部活。気というのは、元気の気、気合の気、気迫の気、気持ちの気などで、例えば、掃除をするにしても気持ちを込めるとか、挨拶するときには元気よくするとか。何か物事をなすならば、これらの内、最低限一つないし二つは含まれるそんな部活を目指します。

 学生なので、そんなにかしこまらず、でもきちんとするところはきちんとする。いい意味で学生らしくいきましょう。やめていった同期が羨ましがる様な楽しい部活にしたいですね。苦労は多いだろうけれど、それでも楽しいなと思えるようにします。お互いが、いい意味で切磋琢磨していけるよう新幹部共々がんばっていきたいと思います。



 後は、他の団体に負けるつもりは最初からないのでよろしく~。

ハヤテのごとく!第94話「ユニオンテオーペの長老曰く愛と憎しみは同じもの」感想

予告どおり、合宿の合間を縫って感想を書きます~。


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プロフィール

戒斗

Author:戒斗
 オタクでも、武道や学問、スポーツが好きでもいいんじゃな~い。と考えてるとある商社の営業マン。今でもひっそりと合気道に打ち込む日々であります。

 画像は愛刀・へっぽこ丸

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